レア・イベントの計算科学
第3回ワークショップ
2019年12月8日(日)
趣旨:物質系の計算科学では、計算機性能や計算アルゴリズムが発達し、最近数十年で扱える系のサイズや時間スケールは桁違いに大きくなった。しかし、原子・分子運動から見て遥かに大きな時空間スケールで起こる劇的変化である「レア・イベント」を予測することは極めて困難であり、現象によっては基礎的理解すら進んでいない。そこで、本ワークショップでは、新進気鋭の研究者を一堂に集め、レア・イベントの解明・予測のための理論的アプローチや計算アルゴリズムについて、徹底的に討論することで問題の打開をはかる。また、物理・化学・生物・材料・情報科学分野の横断的交流によって、新たな共同研究のシードを育む。
※事前の参加登録は必要ありません。当日現地にてご記名願います。大学・企業さんに関わらず、どの分野の方でも、ご参加歓迎いたします。
開催日:2019年12月8日(日)
時間:9:50 開始予定
参加費:無料
招待講演者(敬称略):
- 岩下拓哉(大分大)
- 大場史康(東工大)
- 小林正人(北大)
- 世古敦人(京大)
- 高柳 昌芳(滋賀大)
プログラム(敬称略):
開会挨拶 9:50-10:00
講演1 10:00-11:10 大場史康(東工大)「第一原理計算による半導体物性の系統的予測と新物質探索」
休憩(10分間)
講演2 11:20-12:30 岩下拓哉(大分大)「不規則物質の動的欠陥探索と運動論」
昼食(90分間)
講演3 14:00-15:10 高柳昌芳(滋賀大)「Red Moon法に基づくポリマー重合シミュレーションへのデータサイエンス的手法の導入」
休憩(10分間)
講演4 15:20-16:30 世古敦人(京大)「機械学習による原子間ポテンシャルと結晶構造探索」
休憩(10分間)
講演5 16:40-17:50 小林正人(北大)「データ科学を利用した表面吸着系量子化学計算結果の解析と触媒への応用」
総合討論 17:50-18:20
※発表50分 質疑応答20分
※調整により時間は多少前後することがございます
※講演題目をクリックいただくとアブストラクトがご覧いただけます(開催終了をもってリンクを削除しました)