レア・イベントの計算科学
第2回ワークショップ
2018年12月1日(土)筑波大学
趣旨:物質系の計算科学では、計算機性能や計算アルゴリズムが発達し、最近数十年で扱える系のサイズや時間スケールは桁違いに大きくなった。しかし、原子・分子運動から見て遥かに大きな時空間スケールで起こる劇的変化である「レア・イベント」を予測することは極めて困難であり、現象によっては基礎的理解すら進んでいない。そこで、本ワークショップでは、新進気鋭の研究者を一堂に集め、レア・イベントの解明・予測のための理論的アプローチや計算アルゴリズムについて、徹底的に討論することで問題の打開をはかる。また、物理・化学・生物・材料・情報科学分野の横断的交流によって、新たな共同研究のシードを育む。
プログラム:
9:00 - 9:10 趣旨説明
9:10 - 10:30 原田隆平氏
10:40 - 12:00 君塚肇氏
Ab initio 経路積分分子動力学法による面心立方金属中の水素同位体の存在状態と拡散キネティクスの解析
12:00 - 13:00 昼休み
13:00 - 14:20 明石遼介氏
重み付き Langevin ダイナミクスのポテンシャル脱出問題への応用
14:30 - 15:50 森次圭氏
16:00 - 17:20 住谷陽輔氏