日常感をより強調するため、手描き感のある線の表現に挑戦しました。
シェーダーはMAYAのaitoonを使用しました。
コンポジットありのアウトライン
コンポジットなしのアウトライン
タービュレントノイズをトラックマットして線の濃淡を表現しました。
さらにタービュレントディスプレイスでエクスプレッションを入力し、揺らす表現を加え、手描き感をより強調することができました。
タービュレントノイズ
タービュレントディスプレイス
デプスマットで線自体にもわずかに奥行きが出るようにしました。
アウトラインなし
完成版
夏の朝の設定なので、暗くなりすぎないよう部屋の中の外の明るさのバランスに気を付けました。
カーテン越しの明るさにムラを作り、布越しの光を表現しました。
完成版
コンポジット前
部屋の暗さと明るさ
カーテンから漏れる光
カーテンの隙間からの光
アウトライン以外も素材を分けてレンダリングし、濃淡やぼかしの表現などで絵作りをしやすくしました。コストはかかりましたが、目指したルックに近づけることができました。
完成版
陰
影
部屋の暗さ
デプスマット
クリプトマット
必要に応じてEmissionやRim