ここでは、ポリカーボネート用塗料Poli-Co(ポリカ)の塗料を紹介していきます。
Poli-Coは名前の通り、ポリカーボネート用の塗料として開発されました。主な用途はラジコンやミニ四駆等のポリカーボネートボディを想定していますが、釣具のルアーや通常のABS製のプラモデル等にもご使用頂けます。また、特殊な塗料ではないので調色も可能です。
百聞は一見に如かず!ということで、まずはPoli-Coの凄さをご覧ください!
ご覧のように、手で握っても(ボディが潰れても)塗料が全く剥がれません。なのでコースアウトしたり、壁にぶつかったりしても塗料が剥がれる心配は殆どありません。
秘密はこの塗膜強化剤!!
Poli-Co専用の強化剤で、これをPoli-Coの塗料に入れると、塗料がボディのしなりに追従するようになるため、上の動画のようにグニャグニャと曲がるようになります。
Poli-Coはこの塗膜強化剤による柔らかさが最大の特徴で、他の塗料にはちょっと無い特殊な塗料です。特殊と言いつつ、塗膜強化剤を入れる以外は普通の塗料と同じなので、使い勝手良し!耐久性良し!独特の柔らかさ良し!な塗料です。
では次に、Poli-Coにはどんな種類があるか、ご説明致します。
ベーシックカラーシリーズは、文字通り白や黒等のベーシックなカラーです。Poli-Coには多くのベーシックなカラーがあり、お好きな色でボディを塗装して頂けます。
クリヤーカラーシリーズは、色付の透明の塗料です。クリヤーの下に塗る塗料によって、様々な表現が可能です。例えばクリヤーレッドの下地に白を塗ると奥行きのある赤色になりますし、下に銀色を塗るとキラキラと光る奥行きのある赤色になります。
パールカラーシリーズは、色付きの微粒子が入った塗料です。特徴として、下地に黒を塗るとパールの色が解り易く見えるようになりますし、下地に白を塗るとパッと見は白で、斜めから見ると色がついて見えます。つまり下地に塗る色によって、様々な表現が可能になります。
メタリックカラーシリーズは、簡単に言うと色付の銀色です。クリヤーカラーと銀色の調色でも作ることができますが、メタリックカラーは調色の工程が不要になるので経済的です。
蛍光カラーシリーズは、非常に鮮やかな色味を持つシリーズです。光を放っているわけではないのに、人間の目で眩しいと錯覚するような鮮やかさです。蛍光塗料なので、ブラックライトを当てると発光しているように見えます。
②よく混ぜましょう
塗料と塗膜強化剤をよく混ぜましょう。混ぜるのが不十分だと、塗装した後になかなか乾燥しない箇所が出てきたり、塗料が剥がれやすい場所が出てきたりします。
③塗装しましょう
塗装の方法は、筆でもエアブラシでも、その他特殊な塗装方法でも基本的には何でもOKです。塗装方法に関しては、別の記事にて紹介していきます。
④乾燥を待ちましょう
乾燥時間の目安は、指触乾燥(手で触っても剥がれないが、少しべたつく)が約1時間で、完全乾燥(使用しても大丈夫な状態)が24時間です。気温や湿度等によって乾燥時間は変わるので、乾燥時間は多めに取った方が安心です。
Poli-Coの塗装例
Poli-Coを使用した塗装例です。エアブラシを使用して塗装しています。基本的にはタミヤのアクリルラッカーと同じ感覚で塗装出来る(乾燥時間は長め)ため、ご覧のような様々な表現が可能です。