Poetry of Absence:
RAAAF, Art and Resilience in Turbulent Times
不在の詩学―RAAAF
変動の時代における美術とレジリエンス
不在の詩学―RAAAF
変動の時代における美術とレジリエンス
2025年9月23日[火・祝]13:30-16:00
神戸大学百年記念館(神大会館)六甲ホール
The Centennial Hall, Kobe University
入場無料
Admission Free
講演
Imagination for Complex Societal Issues
Erik Rietveld(University of Amsterdam / RAAAF)
映像上映
Art in Grief
Geerteke van Lierop & Erik Rietveld
アフォーダンスと身体認知の研究で知られる哲学者Erik Rietveldは、戦争遺跡や産業遺産に介入し「そこにある」別の可能性の豊かさに光をあてるオランダの美術・建築ユニットRAAAFの創設メンバーでもある。
本企画では、Erik RietveldがRAAAFの作品について講演し、映像作家Geerteke van Lieropとの共作による喪失と美術をめぐる映像作品を上映する。
概要
深い変化や喪失を経験した人が、どのようにして再び自分の状況を「つかみ直す」ことができるのか。その理解に、芸術と生態学・身体認知の哲学はどのように寄与できるのだろうか。作家・俳優のへールテケ・ファン・リーロップが自身の体験を起点に、哲学者エリック・リートフェルト、アーティストのロナルド・リートフェルトと共に展開する「Art in Grief」プロジェクトは、芸術とレジリエンスの可能性を探る。
Erik Rietveld
エリック・リートフェルト
哲学者。アムステルダム大学、トゥウェンテ大学教授(Socrates Professor)。熟練技能、変化の可能性、生態心理学を研究している。ハーバード大、UCバークレー客員研究員を歴任。兄ロナルドと共にRAAAFを設立し、ヴェネチア建築ビエンナーレやユネスコの建築賞など多数受賞している。
Geerteke van Lierop
ヘールテケ・ファン・リロップ
俳優、作家、映像作家。アムステルダム大学でオランダ文学・文化を学ぶ。映画・テレビ出演や司会も務め、2018年に『ガラスの海』を出版。「Art in Grief」プロジェクトを通じ、芸術が喪失を経た人々の再生を支える可能性を探究している。
Program
13:00 開場
13:30-14:30 Erik Rietveld 講演 “Imagination for Complex Societal Issues”
14:30-14:50 コーヒーブレイク
14:50-15:20 Geerteke van Lierop と Erik Rietveldによる映像作品“Art in Grief”上映
15:20-16:00 全体の質疑・フロアーディスカッション
Information
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 野中哲士
tetsushi@people.kobe-u.ac.jp
〈主催〉
神戸大学異分野共創研究ユニット「適応的な行動の発現をめぐる学際共創研究」
神戸大学大学院人間発達環境学研究科戦略的事業「適応的スキル発達をめぐる異分野共創拠点の形成」
日本生態心理学会
〈後援〉
日本認知科学会
「身体、システム、文化」分科会