●点 検

●12か月点検

12ヶ月点検(1年点検)は、安全に走行するための定期点検整備のことで、車の故障を未然に防ぎます。

12ヶ月点検は1年ごと、24ヶ月点検で2年ごとに受けるもので、どちらも定期的に受けるように法律で定められています。

新車購入時は、12ヶ月点検を1年目と2年目に受け、3年目に車検と合わせて24ヶ月点検を受けるスケジュールです。 


24ヶ月点検や車検との違いは? 

定期点検整備である24ヶ月点検は、12ヶ月点検と同じく車の故障を未然に防ぐために行われます。12ヶ月点検よりも点検項目が多く、12ヶ月点検の27項目に30項目が追加された全57項目を点検します。

この点検により、異常が見つかったり、交換時期に達した部品は、適宜整備して交換します。

一方、車が安全面・環境面の基準に達しているかを確認する検査が車検(自動車検査登録制度)です。例えば、車検の直後にブレーキパッドが寿命を迎えたとしても、車検時の検査で基準に達していれば合格します。

このように定期点検と車検は、それぞれ役割が異なります。 

※12ヶ月点検を行わなくても特に罰則はありません。しかし、法律で定められている1年ごとの定期点検整備は使用者の義務です。


自分だけでなく、同乗者や周囲に対しての配慮を考えると、定期点検はトラブルや事故予防、リスクを減らすために重要な点検です。 

●6か月点検(安全点検)

法定12ヶ月・24ヶ月点検と名前は似ていますが、6ヶ月点検は法定点検とは異なります。法定点検ではないため、6ヶ月点検は法的義務も発生しません。 

◇法定点検との違いは?

法定12ヶ月・24ヶ月点検などの法定点検と、6ヶ月点検の違いは以下の通りです。

法定点検:法律で義務付けられている車の点検6ヶ月点検:各自動車メーカーが推奨する車の点検上記から分かると思いますが、6ヶ月点検は法的な義務もなく「各自動車メーカーのアフターケア的なサービス」という認識でかまいません。


※6ヶ月点検のメリットとしては、主に以下の3つになります。格安で車の点検を受けることができる点検にかかる時間が30分〜1時間程度と短い車が故障するリスクを下げることができる6ヶ月点検の費用は格安で、ディーラーで新車を購入して半年後の場合は、無料で点検を受けることが可能です。