唯一無二のキャンプ Tシャツ

アップサイクル・プロジェクト

このTシャツプロジェクトは、2022年のデュッセルドルフキャンプ期間中に子どもたちの活動をリードする役割を担う、キャンプリーダーたちのイニシアチブによって進められました

このキャンプのために集まったドイツに住む18~21歳の初めて同士の若者4人は、Tシャツデザインについて共に学び、版下の制作からプリント完成までのプロセスの中で、様々な課題を一緒に乗り越え、お互いのことを知りながら、団結力のあるチームへと成長することができました

アップサイクル・デザインに挑戦

このプロジェクトの特徴はアップサイクル・デザインという考え方を取り入れたことです。倉庫に眠っていたTシャツを日本の企業から提供して頂き、リーダーたちのアイディアによって新しい価値を持たせ、欧州日本語親子キャンプのための特別なTシャツを作ってみようという試みに、リーダーたちはチャレンジしました。

元からプリントが施されているTシャツに当初は戸惑いながらも、プロのグラフィックデザイナーさんをゲストにお招きし開催したデザイン講座「伝えるってどういうことだろう」を通じ、「元のストーリーがあることをポジティブに捉えて、その上にデザインを重ねることで、新しい価値へと生まれ変われる」というデザイン発想に触れ、このTシャツデザインを一気に仕上げました。

試行錯誤を繰り返して完成した2022年のキャンプTシャツ

 Tシャツの正面には、記念すべき第1回目開催の年、2022年の干支である虎のイラストを、そして、腕には「みんなで日本語で繋がろうよ」という、このキャンプのテーマに合わせて、「繋ぐ」の漢字1文字をプリントすることに決定しました。
印刷はリーダーのお友達ご家族が経営する印刷所に依頼し、元にプリントされた文字とのバランス調整など何度も一緒に試行錯誤しながら、キャンプ前日にやっと完成しました。

おそろいのTシャツは街歩き中の目印にも(笑)

 キャンプ初日、受付を済ませた子どもたちにTシャツを手渡すと「うわ〜すごくかっこいい」と、その場ですぐに着替えていました。又、オーガニックコットン素材の肌触りの良さがずっと肌身につけたくなるのか、街歩き中も、電車に乗る時も、最終日まで着ている子が多かったのもこのキャンプの良い思い出の1つになりました。

  


アップサイクル・デザインとは?

本来であれば捨てられるはずの廃棄物や不要な製品に、デザインやアイデアなど新たな付加価値を持たせ新しいモノに  アップグレードして生まれ変わらせることです。 持続可能な社会を目指す取り組みが求められている今、その先を行く重要な考え方の一つです。