２０２４年５月例会

• 今回の路地裏ミステリーというネーミングは以前ＴＶの特ん集で付けた名前です。ミステリーという名で興味を惹かれたと思いますが、今回はそのさわりだけになります。次回訪れて、実際のミステリーはその路地裏にある小さなお店を気が向いたまま訪れて買い物をしたり食事をしたりするとそこでミステリーという発見が多くあると思います。

皆さまも今回の例会を通じて混雑する観光地だけでなく京都を友人等と訪れてみてはいかがでしょうか？

路地裏ばかり訪れますが同じような路地ばかりなので飽きてくると思います。でも多くの路地裏の魅力を見逃しているかもしれません。何か風変わりなものを見つけたら皆さんと情報共有して頂きたい。もしかしたら皆さんの子供の頃に身に覚まえのある様な場所に出会えるかも知れません。例えば、井戸、猫、看板、知らない路地など

• 路地の愉しみ

1. 路地裏ならではの不思議と出会うこと

2. 路地裏細道に鎮座する寺や神社を訪ねる

3. 裏道にある銘店を訪ねお土産を買い求める

4. 路地裏に潜む美味しいものを味わう

• 長屋（便所・台所が共用）とか町家とか呼ばれています。大阪風に呼べば文化住宅（高度成長期に盛んに建てられた洋風長屋）みたいなもの。

• 漢字ミュージアムで休憩を取ります。館内を見学される方は、大学生５００円です。喫茶室がありそこで休憩される方はコーヒー４００円です。１２時半に出発し、３０分程度歩き見学したのち、河原町駅から烏丸駅まで一駅乗車します

• 昼食はおばんざい定食をリーズナブルな料金のお店へ１３時ころに入って食べることにしています。

値上げが無ければ８５０円です。

１頁）羅城門らじょうもん

「らせいもん」「らいせいもん」とも読む。羅生門と書き、「らしょうもん」と読まれるようになったのは後世になってからである。羅城（都城を囲む城壁）にある門という意味。

２頁）天使突抜

松原通はかつて五条通とされていたことから、『義経記』によれば、あの牛若丸と弁慶が出会った場所は「五条大橋」ではなく、実はこの「五條天神宮」であったとも記されています。ご祭神は医薬や医家の神様として信仰を集めてきました。これを突抜したのは豊臣秀吉の強引な都市改造ぶりに対する皮肉を込めて、京の人々がこう呼んだとも言われている

違う話ですが、烏丸通りがカーブしているのは市電敷設のため。東本願寺付近の混雑を避けるため。

２頁）弁慶と牛若丸（松原通）

「五条通」の鴨川に架けられた「五条大橋」は、平安時代末に牛若丸（源義経）と弁慶が出会ったという伝説で知られる橋。

現在の「五条通」は当時の「六条坊門小路」に当たり、平安時代の五条通（五条大路）は、清水寺から清水坂を下り鴨川を渡って松原通へとつながる道だったという。

したがって、牛若丸と弁慶が出会ったのは現在の「松原橋」ということになる。

松原通は、清水寺の門前から東大路通までの道で、清水道とも呼ばれている。五条大橋を南に移したのは豊臣秀吉で、方広寺の大仏参詣（さんけい）の便をよくするためだったのだという。

２頁）「おやじ」

京都が香ってくるソース焼きそば。紙に書いて注文。毎月６日亭主の命日に玉子サービス

「名月堂」

人気菓子はニッキ餅。フワフワ、もっちり、よく練った羽二重餅に加えたメレング。元は先代が八ッ橋をヒントに考案し、息子の折田孝一さんがより口溶けの良い食感へと進化させた。濃厚なシナモンの香りに、控えめな甘さ。軽～い食べ心地がおやつにぴったり。故・松下幸之助が愛したことでも知られ、日持ちは3日程。ニッキ餅140円

「グリル富久屋」

舞子さん好みの洋食

「宮川町さか」

質の高いイタリアン、フレンチ。京都らしい割烹でワインと一緒に洋風の料理を食べたいなら。

思われる4倍の料金です。コースは15.000円〜

２頁）恵美須神社

商売繁盛で知られる恵美須神社のご祭神は、八代Ξ代主大神、大国主大神。少彦名神。平安末Ⅲ、栄西禅師が宋からの入僧の折、暴風雨に遭ったとき栄西禅師が海上に向かい祈ったところ、海上より恵美須神が現れことなさを得たので、帰国後建仁寺建立にあたり。まず恵美須神社を鎮守社(ちんじゅのやしろ)としたのがはじまりという。都七福神のひとつで、商売繁盛、交通安全、航海安全の神とされる。

２頁）「う桶やう」

桶に入って出てくる、名物「う桶」で心ゆくまで鰻を。３人前11,700円～た

「祇園丸山」

正しく京都の日本料理を伝えている数少ない銘店。昼15,000円〜。夜30,000円～

「鮨まつもと」

江戸前寿司店でランチは比較的手ごろ

「祇園NITI」

ふわふわかき氷やソーメン等バー

３頁）五花街・・・２，６，８頁地図参照

現在、京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の５つの花街があり、これらを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。

祇園甲部歌舞会、宮川町歌舞会、先斗町歌舞会、上七軒歌舞会、祇園東歌舞会

花街とは、お座敷で芸妓の舞などの芸を楽しめる店がある街をいいます。明治以降、娼妓（しょうぎ）がいる遊郭とは分離されました。花街の語源は古代中国の花街柳巷（かがいりゅうこう）だといわれています。昭和からは流行歌の影響もあり、「はなまち」という読み方が広まりました。「くるわ」などとも呼びます。

６頁）「かね正」

祇園郵便局１本北路地奥。きんし玉子がたっぷり載った関西風地焼き鰻

６頁）出雲阿国(いづものおくに)

歌舞伎は、「傾(かぶ)く」すなわち傾(かたむ)くの意を語源としていると言われ、派手な衣装を付けて、 一風変わった踊りを踊る一団を〈傾き者〉と呼んだことから、今の歌舞伎に繋がったと言われている。〈傾き者〉の踊りを、かぶき踊りと呼び、その創始者として知られているのが出雲阿国(いづものおくに)。 鴨川に架かる四条大橋の畔にその像が建っていることから分かるように、師走に顔見世興行が行われる『京都南座』が、阿国歌舞伎発祥の地。つまり日本の歌舞伎はこの場所か ら、出雲阿国という女性によって始まったものと言える。

そしてその出雲阿国は、この『幸神社(さいのみやのやしろ)』の稚児、巫女をしていたという説があるのであ る。

８頁）説明板には、廣野了頓邸跡とある。

足利家代々の従臣である廣野家は、足利義晴、義輝が将軍のとき、この地を領有し、そ の後、安土桃山時代になって、廣野家の末裔である了領がこの地に茶亭を構えた。

入洛した秀吉は、間を置かずこの茶亭を訪ね、了頓に二百八十石の知行、すなわち支配権を与えたという。その後も茶人・古田織部同席のもと、徳川家康も又、この茶亭を訪れ ている。家康は秀吉に負けじと思ったのか、四百石の知行を了頓に授ける。

ふたりの天下人に重用された了頓だが、屋敷の表門から裏門まで、一般人の通行を許可 し、近在の人々はその恩恵をこうむったと言われる。

屋敷を削って、衣棚通を通そうとした秀吉に対して、屋敷の中を自由に通り抜けさせることで、通りを阻(はば)んだ了頓。どことはなしに、トンチの一休さんを思わせる。 天下人と茶人の、安土桃山時代に交わされた遣り取りが、図子という形で今に残っている。

「京料理藤本」

懐石料理ランチ8,000円、ディナー13,000円（以上平均）

「ORTO」

高級イタリアンレストラン。15,000円～

８頁）撞木辻子

京都は豊臣秀吉なくしてはありえなかった。いたるところに遺構を見ることがある。

秀吉による「天正の地割」が残したもの。例として呉服関係の店が多かった衣棚通り（ころものたなどおり）など十二本の通りを作った。

「酒と料理つぐ」

日本各地の銘酒と、手作りの珍味や季節の釜飯が味わえる。しっとりとした大人の空間

「太郎屋」

大皿おばんざいのお店。サラリーマンも喜ぶ。

「和醸良麺すがり」

もつつけ麺の有名店。昨年西日本ラーメン100名店に選出。1,000円

８頁）京都神田明神

膏薬図子を南に下ると、やがて神田明神の幟(のぼり)が見えて来る。 町家の建物が社殿という、東京のそれに比べて、如何にも貧弱なものではあるが、紛れ も無くここは神田明神。平将門ゆかりの社である。

打たれた将門の首はこの辺りに晒(さら)され、その後東へ飛んで行ったという。その御霊を弔 おうとして、空也上人が厨子を作ったと言われ、空也供養の厨子、が訛って、くうやくよ うのずし、から、こうやくのずし、へとなったと伝わっている。ダジャレにしか思えない ような言い伝えはしかし、意外に真実に近かったりするから、京都はおもしろい

８頁）「釜めし月村」

居酒屋以上、割烹未満。旨い酒が飲めておいしい酒のアテが豊富にあり

９頁）錦天満宮

天神さんと牛。これには深いわけがあって、そもそも道真公が丑年の生まれだというこ ともあるが、左遷されて大宰府へ向かう道真公を、牛が泣いて見送ったとか、刺客に襲わ れた道真公を牛が身を挺して守ったなどの逸話が残っていて、それ故天神さんでは、牛がつきものとなっている。牛を撫でるとご利益があるとされ、とりわけ牛の頭をさすると、 道真公並みに頭脳明晰になるとされている。

９頁）八兵衛明神（柳小路）

豊臣秀吉洛中の諸寺院を移転する中で歓喜光寺が移設され、六兵衛、七兵衛、八兵衛の３匹の狸が境内に住みついた。明治に入って荒廃し「狸の棲家」となった。戦後進駐軍のダンスホールや学生居酒屋が軒を並べた。今は若者が集まる。

９頁）先斗町と木屋町へ抜ける路地は20以上。