自治会・町会は、地域に住む人たちが、互いに協力して、自分たちの町をより良いものにするために活動を行っている任意団体です。
地域のつながりを深めて災害に強いまちを。
最大のメリットは、災害時などいざという時、命を守るための地域とのつながりができることです。
いざという時、あなたの周りに助け合える人はいますか。
大災害のときは、消防車や救急車は駆けつけられません。
行政による救助には最低3日を要すると言われています。
ちなみに、世帯数約40万の大田区で常時稼働する消防車は30台です。
都内全域でカバーするとはいえとても間に合いません。
警察、消防、自衛隊が駆けつけてくるのには時間がかかります。
阪神淡路大震災では、救助された約8割が家族や近所の人等によって助けられました。
大災害のときの事実上の命綱は、身近な人同士のささえ合いです。
日頃の少しのご近所づきあいや地域とのつながりは、災害時のお守りになります。
自治会・町会では、住民の交流や住みやすい地域づくりのためさまざまな活動を行っています。
イベント(お祭り、盆踊り、餅つき、子どもまつり、ふれあいフェスタ…)
スポーツ活動(運動会、スポーツまつり…)
健康活動(ラジオ体操、ウォークラリー…)
防災訓練の実施
環境美化活動
防犯パトロール
防犯灯の維持管理
子ども見守り活動
高齢者見守り活動
行政機関との連携・要望活動
日赤・社会福祉協議会活動支援
広報物の配布 など
近隣住民の方との親睦やコミュニケーションの場を持つことにより、まちを元気にしたいからです。
そして、地域の子どもたちにも、お祭りや屋台など、地域だからこその体験をさせてあげたいと思っています。子どもたちが大きくなった時に、楽しい記憶として残ったら嬉しいですよね。
防災や防犯、子どもたちや高齢者の見守りなど生活に密着した活動には、
地域の方の協力、助け合いが必要です。自治会・町会も当番制などにより、一人当たりの負担を軽くしたり工夫しています。
プライバシーを守りたい、ご近所に干渉されたくない、時間がないなど、いろんな理由があると思いますが、まず、自治会・町会の行事に参加して顔見知りになってください。
人との関わりがある人ほど健康寿命が長いですよ。