収録は叶わなかったため、質問に答えていただいたものをまとめて公開します!
回答いただき、ありがとうございました。
理物天文。推し植物はバジル。
文現代日本。推し植物はガジュマル。
Q1: 学部学科の概要
Q2: 4セメの勉強内容
Q3: 授業形式
Q4: 東北大学農学部植物生命科学コースに決めた理由
Q5: 勉強の楽しいこと・興味があること
A. 回答は、私の個人的な意見になります。
農学部は食料、健康、環境に関する観点から、生物について学習していく学部です。入学時は、農学部として入学し、1年次の後半に、それぞれの興味に従って6つのコースに分かれます。
植物生命科学コースは、その中でも分子レベルから個体レベルまで幅広く学習することができるのが特徴です。その中には、土壌学や昆虫学なども含まれています。
実は最近YouTubeで昆虫の動画をよく見るくらいには興味があります...
それに関して勉強できるのが羨ましいです...!
A.
植物生産科学、野菜園芸学、基礎土壌学、昆虫学、植物病理学などを学習しました。
植物生産科学は、植物の呼吸、光合成などを詳しく学ぶとともに、農学を研究していくうえで重要な収量をどのように増加させるかという発展的な内容まで学びました。
野菜園芸学では、野菜の分類、その野菜の特徴、生産方法、人口的な環境における生産の方法、野菜収穫後の野菜に対するポストハーベストテクノロジーなど生産される野菜に重点を置いた授業でした。
基礎土壌学では、土壌の特徴や、その分類方法、土壌の団粒構造などの物理性、生物性、化学性について学習しました。
昆虫学では、昆虫の外部構造、内部構造、また、そのような昆虫の分類、昆虫の駆除に関する基礎的な知識を身に着けることができました。
植物病理学は、ウイルス、ウイロイド、細菌、菌類、ファイトプラズマなど、植物の病原菌となりうるものの、種類や特徴、その病原体が引き起こす病気について学習しました。
(他にもありましたが、このあたりが、特にこのコースのハイライトではないかと思います。)
昆虫や土壌なども含めて、植物に関わるあらゆることを学ぶんですね。まさに応用科学ですね。
昆虫の駆除知識はこれから虫が増えてくる季節になると非常に重宝しそうですね...
A.
すべての教科で今のところ覚えることも多いというのが現状だと思います。本格的に専門科目が始まってまだ、1年ほどなので、単語や基礎的な技術を覚えることが重要なのかなと感じています。昆虫学や植物病理学も、今後の授業で発展的な内容の授業が開講されているため、それらの授業では今まで以上に考える系の質問が増えるのかなと思います。
A.
東北大学は仙台という場所にあり、住みやすいのがとても魅力的です。とはいえ、実際に大学を選んだ際は、自分の学力との兼ね合いと、青葉山新キャンパスの綺麗さにひかれたというところが大きかったと思います。また、農学部は入学する際に、学科を選ばず入ることができるので、入学してから、農学というものを学び、進路を決定することができるところも魅力的です。コースを選んだ理由は、フィールドの規模から、研究室内での研究など幅広い規模で研究を行うことができるというところがとても面白いと思ったからです。
東北大学の農学部のキャンパスはいつも羨ましく思ってます。
ウチもそうであったらと思うばかりです。
A.
植物を扱っているのにも関わらず、私たちの生活にとても近いことを学ぶことができる点が魅力だと思います。例えば、植物の呼吸においても、それを制御することが、収穫後の野菜の新鮮さを保つことにつながったりします。そのように、基礎的な事が、応用につながるということを日々、感じることができます。また、それぞれの科目が関係ないように思えて、深くかかわりあっています。実際に、昆虫学で学んだことが、園芸学など他の科目でも出てきて、学習すればするほど深いかかわりが見えてくる点が面白いと思います。
そのような学問で、研究していくうえで、どのように収量を増やすか、高機能の植物を作るかということを考える際には、おそらく(まだ研究はしていないからわからないが)深い知識が求められるのだと感じます。そこが難しいとも感じますが、面白いとも思います。
こういう研究をするにあたっては化学や生物だけの理論だけでなく農家さんの経験や農学研究者の応用科学的な知識や研究も欠かせないですよね。物理はあんまりかもしれないですけどこういった応用についてはぜひ聞いてみたいです。
生活との近さは学習のモチベーションの維持には必要不可欠だと思います...
そういう点においても、いい学問領域だと感じました。