収録は叶わなかったため、質問に答えていただいたものをまとめて公開します!
回答いただき、ありがとうございました。
理物天文。推し歯磨き粉はクリアクリーン。
文現代日本。推し歯磨き粉はNONIO。
Q1: 学部学科の概要
Q2: 4セメの勉強内容
Q3: 東北大学歯学部に決めた理由
Q4: 勉強の楽しいこと・興味があること
Q5: 今後の勉強・研究
Q6: 歯学部に向いている人
Q7: 「歯」だけが「医学部」から独立している理由
Q8: 歯学部のハミガキ事情🪥
Q9: 授業外のプログラム
A.
歯学部は歯学科のみで、端的に言うと歯科医師になるための学部です。6年制です。1年次は主に全学、2年次からは医学や歯学の専門科目を主に学習します。歯学部はおそらく卒論が無く、5年次のCBTという試験、6年次の卒試と国家試験を受けることになっています。この辺りの流れは医学科と似ていると思います。レポートではなく試験で成績を決める科目がほとんどで、また日程が他の学部よりも遅い&長いのでテスト期間はしんどいと感じる人が多いと思います。
大変そうだなと勝手に思っていたのですが、やはりテスト期間は大変なんですね...。
お疲れ様です...。
A.
4セメでは主に解剖学、組織学、生理学、生化学、生体材料の科学について勉強しました。
解剖学では、3セメから解剖実習を行いました。実際の人体を解剖するという貴重な経験をすることができました。また、歯の咬合面からどの歯なのか(例:上顎左側第二大臼歯)を推測する授業もあり、実際の歯に触れて特徴をつかみました。(大量!)
組織学では、組織の構造・機能を学習する教科です。講義のほかに、顕微鏡を用いた実習も行いました。
生化学・生理学については講義がほとんどで、人体ではどのような活動が行われているか学習しました。ちなみに4セメでは、生理学の試験が1番大変だと感じました。
生体材料の科学については、歯科治療に使われる材料の特徴や性質を学習しました。実験が2回あり、応力ーひずみ曲線を作成するものや熱分析を行いました。
どの科目も基本2コマ連続で、1年かけて学習します。(3.4セメもしくは4.5セメ)
全ての科目に期末試験がありました。暗記しなければならない内容が多く、(1月下旬〜2月上旬)
また、範囲が多いので、前もって勉強する必要がありました。歯学部は1つでも単位を落としたら留年になるので、最後まで気が抜けませんでした。笑
理論を学びながら実習も行うという点で工学部にも近いように思われます。一方で「歯」は他の学部で習うことがないので一つで背負ってて大変ですね。
あまり知識がなくて申し訳ないのですが、大変そうなことはよく伝わりました...。
個人的には、歯医者さんにお世話になった時から歯科治療に使われる材料が気になっていたので、生体材料の科学が気になります。
A.
高校2年の時にオープンキャンパスに行ったところ、歯学部で味覚についての体験講義を受けとても面白いと感じたからです。
食に興味があったので他の学部・大学も検討したのですが、東北大学の歯学部が1番自分の興味・関心に近い研究ができると思ったのでここに決めました。
また、宮城県に住んでいるので実家から通えるということも加味して決定しました。
A.
実習が予想よりも多く、貴重な経験ができるということが1番の醍醐味だと思います。
特に、人体解剖実習について、私は歯学部で行うことを知らずに入学したので最初は戸惑いがありましたが、このような経験は中々できないことで、さまざまな方の協力があってできることなので、一回一回を大事にしようと思いながら実習に臨みました。普通に生きていればできないことですし、人体の神秘に触れることができとても感銘を受けました。(守秘義務があるので詳しくはお話しできません、すみません💦)また、組織学の顕微鏡実習でも、ヒトやサルから採取した貴重な標本を用いて、構造を細かく見ることが出来たので印象に残っています。
また、歯学についての学習は3年生からどんどん増えてくると思うので、今後の授業が楽しみです。模型を作ったりするそうです。
国家試験に合格することが全員の目標なのでテストが多く大変な時もありますが、その分知識になるので、知識と知識が繋がった瞬間に嬉しくなったりもします。
歯医者さんは他のお医者さんよりも、診断というよりとりあえず椅子に座らされて治療を受けるというイメージがあります。どこが悪いのか見えやすいのが一つ実習が多い理由なんでしょうか。
A.
まだ未定です💦
興味がある分野としては、味覚、文化人類学(法医学と関連)、小児歯科、口唇口蓋裂などですかね、、、。
法医学というのがまた面白そうですね。文化人類学は文学部にもあるのでお互いの関連も見たいところです。
A.
前に述べた通り、テストが多く一つでも落としたら留年なので、途中で物事を投げ出さず、最後まで取り組める人が向いていると思います。また、手先が器用な人の方が実習等は進みやすいと思いますが、先輩・先生曰く不器用だからといっていい歯科医師になれないというわけではないそうです。歯科医師になりたいという気持ちが強い人におすすめします。
A.
歯学部のガイダンスで聞いた話だと、歴史的には、歯科医師は昔(明治時代頃?)入れ歯や義歯を作る技術職として扱われていたため、その時から医師とは異なる職業として独立していたそうです。
個人的には、
・歯は表面に露出している硬組織で、特徴や皮膚との接着において他の組織とかなり異なること
・口腔組織の役割として咀嚼・嚥下・発声等があり、日常生活に欠かせないかつ他の場所では代替できない
・診察内容や治療法が独特である
ということから、同じ医学ではありますが、歯学部は医学部とは別のくくりで捉えられているのだと思います。(あくまで個人の考えです💦)
技術職として最初から別にあったというのは面白いですね!
確かに「歯」って他の体の部分と違いますよね。口の中のどこまで医学部でどこから歯学部なのか、興味深いです。
歯科医師の歴史...!歴史好きとしてはぜひ調べてみたい内容ですね...!
A.
みんな歯磨きしていると思います!宅飲みの時は歯ブラシ必須です🪥笑
また、他の学部と比べるとフロスや舌磨きをする人は多いのかなと思います笑
歯学部だと歯の磨き方も違うんでしょうか。
想像するだけで面白いですね。
宅飲みの歯ブラシ必須は想像すると可愛らしいですね...笑
歯に対する意識が高いのは清潔感に繋がりそうなので、今歯学部っていいなって思ってます...笑
A.
授業外のプログラムはあまり聞いたことがありません…5年生で研究室配属があるくらいだと思います💦または、各研究室が個別に募集しているのかもしれません。実験の被験者募集等はよく目にします。
留学について、歯学部独自のプログラムがあるようです。中国やタイなどのアジア圏の大学が多いと聞きました。また、以前はモンゴルでのスキルトレーニングプログラム(おそらく研修医?)も1-2名の枠であったっぽいです。これは不確定です💦