収録は叶わなかったため、質問に答えていただいたものをまとめて公開します!
回答いただき、ありがとうございました。
理物天文。推し英単語は「eve」。
文現代日本。推し英単語は「emoji」
Q1: 学部学科の概要
Q2: 4セメの勉強内容
Q3: 東北大学文学部 英文学専修に決めた理由
Q4: 勉強の楽しいこと・興味があること
Q5: 英文学専修に向いている人
Q6: 英語の方が表現がきっちりしている?
Q7: 英文学の特徴
Q8: 英語の読み書き
Q9: 留学について
A.
英語の詩、劇、小説などを勉強します
文学といっても小説だけではないんですね!面白い。
A. (wikipediaのリンクを挿入しました。)
・英語の小説を読解・分析して、考えたことや重要だと思う点について話し合う
・英語の劇や映画などの映像を見る
・英語の小説や詩を翻訳、解釈する
☆扱った作品の一部
【小説】カズオイシグロのNever Let Me Go、レイモンド・カーヴァーのCathdral
【詩】シェイクスピアのソネット(詩の一種)
・英文学史、英米史を勉強する
英文学といいながら劇や映画といったものも取り扱うんですね...!
幅広くてなかなか面白そうな感じがします。
A.
・英語と小説が好きだったから。
・実家が東北で、東北になじみがあったから。
A.
・いろいろな英語の作品に触れられる:特に小説は人によって解釈が異なるので意見交換できるのはとても楽しいし勉強になります
・その作品を専門に研究している先生から、作品の背景や解釈などを聞くことができ、理解が深まる
・作品を通して異文化に触れられる
・英語の小説が読めるようになる
人によって解釈が異なる、というのはあまり理学部では見られないので気になりますね。正解がないと思うので私はどうしてもその意見交換の後どうなるか気になっちゃいますね。
英文学への理解が深まって英語の小説が読めるようになることって、それだけで触れることのできる作品の幅が爆発的に広がるのですごく大きなメリットですよね。
A.
・英語が好きな人(得意である必要はありません)
・文章を読むのが好きな人
A.
主語を省略できないなどのルールからそういうイメージが生まれるのかなと思いますが、英語も日本語と同じく言語なので、話し手の特性や話しているシチュエーションなどによってイレギュラーな形に変化することもあります。スラングをイメージしていただくとわかりやすいと思います。他にも、地位や教養(の低さ)を示すために方言を使ったりわざと誤字脱字を取り入れたりすることもあります。文学作品の書き手はネイティブかその言語に精通している人で、きっちりした文体もカジュアルな文体も自在に操れる人ばかりのはずなので、言語の特性の影響よりも作家の個人差や背景の文化に由来する部分が大きいのではないかと思います(語彙や表現の豊富さ、美しさなどは言語によって違いがあるかもしれませんが)。
背景の文化による英文学の違いですか...東野圭吾さんの小説ばかり読んでいるせいだと思うんですが人の違いによる表現の違いってなかなか想像しづらいですね。でも英語にもそういうのがあるのは面白いです。
A.
英文学にあって日本文学にないものについては、英詩の押韻の美しさは日本の詩では出しにくいかなくらいしか思いつかないです、すみません。日本文学にも同じことがいえますが、1つの言語の中でもジャンルやターゲット、時代など多様な作品があって必ずしも言語できれいに分断できるものではないと思うので、「英文学」というくくりで考えるのは難しいのかなと思います。実際、そもそも「英文学」の定義自体あいまいなところがあり、イギリスで書かれた作品だけだとか、アメリカのものも含まれるとか、オーストラリア英語でもインド英語でもとにかく英語で書かれているものはすべて英文学だとかいろいろな分類があります。今までの授業で英語に翻訳されたノルウェーの作品が扱われたこともありました。
ただ、当たり前のことかもしれませんが根底にある文化は全然違うので、英語圏の文化が好きな人にとってはその国の雰囲気を味わえるという点で無二の魅力があるのかなとは思います。
(個人的に感じていることだと、私は昔からイギリスやアメリカの児童文学、特にファンタジ-のスケールの壮大さや非日常感が好きで、日本の児童文学にはあまり見られない強みなのではないかと思っています。)
私は英語圏の文化がとても好きなので、英語圏の国の雰囲気を味わえるという点はとても魅力的に映ります。
文学それ自体だけでなく背景の文化すらも味わうという点は、大変”文学部らしい”なと感じますね...!
A.
授業内で英語を話さないといけない場面は今のところほぼないです。(一応研究室オリエンテーションの資料では「英文学研究室に入れば英語を話せるようになります!」と書いてあったのですが、個人的には普通に授業を受けているだけではなれない気がしています笑 もしかしたら3年生以降たくさん話さないといけない場面があるのかもしれません…)音読は毎回やる先生もいます。ただ、1人イギリス人の先生がいるのでその先生に質問したいときは英語を使うことになります。その先生の授業はすべてイギリス英語で行われるのでリスニング力は高ければ高いほどいいと思いますが、私も含めてよく分からなくて寝てる人もけっこういたせいか、4セメの最後にはスライドに翻訳調のちょっとおかしな日本語訳がつけられるようになりました笑 また、テストの回答・毎回の感想・レポートまですべてが英語なので、書く機会はまあまああります。特にレポートは、日本語でも難しい内容を英語で書かないといけないので、いつも心が折れそうになります笑 ですが、とても親切な先生で一つ一つ丁寧にフィードバックしてくださるので、それがモチベーションにつながっています。日本人の先生の授業では、今のところ英文を自分で考えて書くということはないです。
講義を受ける上でリスニング力が重要になるのは意外でした。
(個人的にちょっとおかしな日本語を見るのが大好きなのでいつか見てみたいですね)
A.
あります。毎年のように留学する人がいると聞いています。前例が多いだけでなく、先生方も親身になって相談に乗ってくださいますし、研究助手の方も説明会の情報を教えてくださったりするので、留学したい方にはぴったりの環境だと思います。
留学を研究室で勧めているのはとても良いですね!羨ましい。