収録は叶わなかったため、質問に答えていただいたものをまとめて公開します!
回答いただき、ありがとうございました。
理物天文。推し色は緑。
文現代日本。
推し色はカーキ。
Q1: 学部学科の概要
Q2: 4セメの勉強内容
Q3: 東北大学文学部 ドイツ文学専修に決めた理由
Q4: 勉強の楽しいこと・興味があること
Q5: 今後の勉強・研究
Q6: ドイツ文学専修に向いている人
Q7: おススメの勉強法
A.
ドイツ文学研究室は、とても自由な所です。基本的にどの専修の授業を取っていても良いし、独文の授業を取らなくてもいいです。卒論でも文学のほかに、音楽、美術、歴史、哲学など、様々な分野を扱うことができます。
A.
先に述べた自由な特色をいかし、様々な分野を学んで見識を広めようと思っています。今セメは、日本文学、中国文学、英文学、フランス文学、哲学などの講義を取っています。
A.
高校時代、文学に非常に興味を持っていたからです。場所や時代を超えて、他者と思いを共有する文学に心を打たれました。ただ、詳しい分野は決まっていなかったので、入ってからの選択肢が広い、国立大学を志望していました。
”場所や時代を超えて、他者と思いを共有する”...素敵な言葉ですね...!
A.
色々な分野を関連づけることが面白いと思います。たとえば、文学がそれ自体としてよくわからないものであっても、時代背景や、思想の潮流を知ることで、理解できるようになるものがあります。逆に文学の理解が、歴史の理解に繋がることもあります。このような関連性は、特にヨーロッパにおいて、国境を跨いで起こります。このような広がりを知ることが、最近とても面白いです。
「ドイツ」の「文学」を学んでいるようで、実際ヨーロッパの国々の歴史や文化を学ぶことになるのは面白いですね。
歴史と文学の関連性を見出しながら研究を進めていくことができるという点が少し意外でした。
国境を跨ぐようになった場合は、ドイツ文学専修はどこまでの範囲を扱うことになるのか気になります...。
A. (wikipediaのリンクを挿入しました。)
来セメには、ドイツに留学する予定です。その後は、卒論を書いて、大学院に進み、研究をする予定です。今のところ、レヴィナスという哲学者とナチのホロコーストとの関係についてやるつもりです。レヴィナスはユダヤ人でした。
ひとえに文学と言っても書く人はいろいろな職業でいろいろな背景を持っているので関連がたくさんありますね!
A.
色んなものに興味を持っている人がいいと思います。分野横断的な研究は非常に興味深いと思います。
Q4にもつながりますが、ドイツ文学専修という学問領域の狭そうな名前なのに(失礼かもしれませんが)、分野横断的になるという点が非常に興味深いです。
A.
僕がよかったな、と思う勉強法は知っている作品をドイツ語で読んでみる、ていう方法ですね。 例えば、高校の授業で読んだことのある森鴎外の舞姫をドイツ語訳で読んでみたら面白かったです。語彙や文法が分からなくてもなんとなく内容がわかるという経験はなかなかないのでいいと思います。それにドイツ語が原典の作品よりも翻訳作品のほうが正規の文法が使われていることが多いので、そういった意味でも読みやすいと思います。
昔国語のテキストで短歌を英語にしたものを読むことがありました。あえて日本語以外から見ると新しい発見があって面白いですよね。ぜひ試してみます!
ドイツ語が原典の作品よりも翻訳作品のほうが正規の文法が使われていることが多いというのは意外でした。
とても興味をそそられますね!