無借金経営を目指すなかでも、取引上必要な借入金は存在します。
ただしその借入金は貸し剥がしにあっても叩き返すことができる範囲内に抑えるべきだと考えます。
当事務所が考える積極的な借入金(生きたお金の使い方)
会社の売上・利益などの増収増益を生み出す資金の調達源泉として十二分に貢献する。
調達した資金で購入した設備・採用した人材がフル稼働・活動していること。
借入調達による手数料等の諸費用・支払利息を払うに足る事業規模の拡大が図れること。
当事務所が考える消極的な借入金(資金不足を補うため頻繁に借入を繰返す)
どんぶり勘定による資金不足のため借入をせざるを得ないこと。
苦労して調達した資金を無駄遣い(死に金に)してしまう。
会社に対する経営者借入金の返済に充てるための資金調達。
低金利とはいえ借入依存の体質を何年も続けてしまい、結果的に借入残高が増加してくること。
毎月の借入金返済額が多いにもかかわらず、利益がでて納税額が発生すると節税と称する無駄遣いのため新たな借入をおこす。
当事務所が考える戦術的な借入金(いざという時の調達先機関に対して)
本来借入をする必要は全くないが、金融機関との取引上また返済実績を積み上げるための必要最小限の借入。
金融機関から受けるサービスの恩恵に対する(ギブアンドテイクとしての)借入金。
ここまでご覧になれば必要な借入金の種類は説明するまでもないでしょう。