本イベントは終了しました。ご来場の皆さま、誠にありがとうございました。
7月17日(水)10:30~11:45
私たちの暮らしにひそむ健康の「クスリ」と「リスク」
西岡 大輔
大阪医科薬科大学
医学研究支援センター医療統計室 講師/南丹市国民健康保険美山林健センター診療所 所長(非常勤)
【概要】
私は、大阪医科薬科大学で社会環境と健康の関係性を紐解く研究をしています。また、南丹市国民健康保険美山林健センター診療所で地域のかかりつけ医として診療しています。私たちの健康は、医療だけが守っているわけではありません。実は私たちの日々の暮らしには、健康に良いこと(クスリ)と悪いこと(リスク)が存在しています。とても身近な暮らしの一面が健康に及ぼす影響を科学的に解明し、健康を手繰り寄せるヒントをお話します。
【略歴】
2012年神戸大学医学部卒業。東京大学大学院医学系研究科社会医学専攻にて医学博士取得。生活困窮者の健康支援を研究テーマとし、人々の健康権の保障を目指す。医師、社会福祉士、介護支援専門員。
7月17日(水)14:00~15:15
健康と資産の未来づくり -自分らしさのために-
児玉 直俊
京都近衛リハビリテーション病院 院長
【概要】
医療現場で実際に経験する健康とお金にまつわる様々な問題について、医師の視点からの疑問や問題提起を通して司法書士と税理士と一緒に考えます。健康維持のための経済的な計画や法的なアドバイス、資産運用のポイントなど、実生活で役立つ情報をお伝えします。本講演を通じて、安心して未来を築くためのヒントを見つけていただければ幸いです。(兼司会)
【略歴】
2009年順天堂大学医学部卒業。京都第一赤十字病院、京都府立医科大学附属病院、公立南丹病院、がくさい病院、京都府立医科大学リハビリテーション医学助教を経て、2018年京都近衛リハビリテーション病院院長補佐に就任。2022年より現職。医療法人社団行陵会副理事長。
【その他 登壇者】
船本 智睦 京都紫明税理士法人
石井 満 杠司法書士法人
7月18日(木)10:30~11:45
脳卒中と血圧の関係 -塩分控えて幸せですか?-
永金 義成
京都第二赤十字病院 脳神経内科部長/脳卒中センター長
【概要】
脳卒中は、脳の血管の病気です。脳血管を健康に保つには、血圧は低めがいいと言われます。理想の血圧とは?塩分制限は必要?などの疑問を、京都第二赤十字病院の脳卒中センターで脳卒中克服に向けて活動している立場から解説いたします。
【略歴】
1995年京都府立医科大学医学部卒業。京都府立医科大学附属病院、国立循環器病センター、公立南丹病院、オーストラリアNational Stroke Research Instituteを経て、2014年より京都第二赤十字病院脳神経内科部長、2018年より京都第二赤十字病院脳卒中センター長を兼務。現在に至る。
7月18日(木)14:00~15:15
健康寿命を延ばすために -フレイル〜ロコモ対策で100歳までスタスタ-
大澤 透
京都第一赤十字病院 副院長/第二整形外科部長
【概要】
平均寿命が伸び、高齢化社会となった日本では、死ぬまで生き生きと自分の思い通りの生き方ができるよう健康寿命を伸ばしていくことが、この国の未来を支える重要な課題となってきました。本講演では、健康寿命維持に特に重要なフレイル、ロコモ対策についてお話しします。
【略歴】
1991年京都府立医科大学医学部卒業。専門は、脊椎脊髄疾患。
7月19日(金)10:30~11:45
フレイル予防 -転ばぬ先の杖-
三橋 尚志
京都大原記念病院 副院長
【概要】
誰もが元気に生活するために、フレイル予防は重要です。適切な運動習慣や栄養管理、そして日常生活の工夫によって予防や改善が可能です。本講演では、誰でも簡単に始められる対策や日常生活に取り入れやすい工夫についてお話します。
【略歴】
1982年京都府立医科大学医学部卒業。整形外科医として大学の関連病院勤務後、1991年京都大原記念病院グループ入職。回復期だけでなく介護老人保健施設長として生活期のリハビリテーションにも従事。2007年より現職。
7月19日(金)14:00~15:15
運動は百薬の長 -リハビリテーション医療で「がん」も治るの?-
佐浦 隆一
大阪医科薬科大学 リハビリテーション医学教室 教授
【概要】
○○は百薬の長!リハビリテーション医療では、治療に“魔法の薬”を使います。この“魔法の薬”の手に入れ方と使い方を今回、特別に公開いたします。病気にならず、ひょっとすると、がんが治るかも?しれない“魔法の薬”です。無料!!ですので、是非、“魔法の薬”を持って帰って、ご活用ください。
【略歴】
1986年神戸大学医学部卒業。クイーンズ大学(カナダ)整形外科関節炎研究室、神戸大学医学部保健学科助教授、兵庫県立リハビリテーション西播磨病院副院長を経て、2008年より大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学教室教授(2021年大学名変更)。現在に至る。
7月20日(土)10:30~11:45
人生会議のすすめ -Advance Care Planning-
垣田 清人
京都大原記念病院 院長
【概要】
皆さんは、「人生会議」と聞いてどのようなことを連想されますか。縁起でもない!と感じるでしょうか。実は、「どのように生きるか」を考え、「大切にしたいことを大切にしながら生きる」ために家族や大切な人と話し合うという、とても前向きで、お互いの幸せのために欠かせない重要なことなのです。皆さんは、どんな人生を願いますか?一緒に考えてみましょう。
【略歴】
1973年京都府立医科大学医学部卒業。東京の大学病院にて研修後、京都で脳神経外科医として約30年間メスを握る。2007年より現職。脳神経外科医としての長年の経験を生かして、リハビリテーション医療に従事。
7月20日(土)14:00~15:15
人生100年時代の健康、住まい、資産管理 -専門家と考える安心の人生会議-
船本 智睦
京都紫明税理士法人 代表社員
【概要】
当法人は、創業以来60余年の歴史の中で、京都大原記念病院グループ様をはじめ、多くの医療・福祉の関係先様に支えていただいております。高齢者の日常生活には、医療と同様にお金の話は不可欠です。今日まで培ってきた税理士および医業経営コンサルティング業務の経験を活かしながら、高齢者の財産管理について皆様と一緒に考えてまいりたいと思います。(兼司会)
【略歴】
医業経営コンサルタントとして、多数の病院、診療所など医療機関の経営にかかわる。また経済産業省・医療経営人材育成プロジェクト事業テキスト作成、自治体病院の経営診断業務等に携わった。論文執筆、講演会等多数。
石井 満
杠司法書士法人 代表社員
【概要】
京都市中京区にオフィスがある杠(ゆずりは)司法書士法人にて、主に、相続・認知症対策や資産承継に係る財産管理支援業務を行っており、最近では、民事信託を活用した承継対策の提案、実践に取り組んでいます。様々なご相談をお受けする中で、未来への希望や課題について一人で悩むのではなく、家族や信頼のおける人と未来について語り合う「場」が不可欠であると感じています。
【略歴】
大阪府堺市出身。高校時代は硬式野球部、大学時代はアイスホッケー部といわゆる体育会系。大学卒業後、鉄道会社に就職し、人事部門において大卒採用および職場規律・労働組合との調整業務に従事。退職後に司法書士資格を取得。簡易訴訟代理等関係業務認定、行政書士、民事信託士。
【その他 登壇者】
垣田 清人 京都大原記念病院 院長
積水ハウス株式会社
7月21日(日)10:30~11:45
緑をとおした健康増進 -京都大原記念病院グリーン・ファーム・リハビリテーション🄬TMの挑戦-
山脇 正永
東京医科歯科大学 臨床医学教育開発学分野 教授
【概要】
農作業は、自然の中で体を動かすことで、心身の健康に多くのメリットをもたらします。この農作業とリハビリテーションを組み合わせたグリーン・ファーム・リハビリテーションⓇは、新しい形の健康増進法です。本講演では、その具体的な方法や効果について詳しくご紹介し、皆さんが日常生活に取り入れられるヒントをお伝えします。ぜひこの機会に、新しい健康習慣を始めてみましょう。
【略歴】
1988年東京医科歯科大学医学部卒業。米国バージニア州立大学生化学教室、埼玉県総合リハビリテーションセンター内科、東京医科歯科大学附属病院准教授、京都府立医科大学大学院教授(総合医療・医学教育学)を経て、2020年より現職。
【その他 登壇者】
清水 里沙 タキイ種苗株式会社
京都大原記念病院グループ
7月21日(日)14:00~15:15
脳卒中にならない、手遅れにならない、脳卒中にまけない
宮本 享
京都大学医学部附属病院 脳卒中療養支援センター長/もやもや病支援センター長
【概要】
脳卒中にならナイためには、禁煙や高血圧など毎日の生活習慣を見直すことが大切です。脳卒中かなと思ったら、一刻も早く救急車を呼んで、手遅れにならナイことが必要です。脳卒中医療は法律に基づいて整備が進められています。脳卒中になっても様々な支援がありますので、脳卒中に負けナイでください。三つのナイからなる「脳卒中サンナイ会」*という情報提供システムがあります。
【略歴】
1982年京都大学医学部医学科卒業。財団法人大阪脳神経外科病院、国立循環器病センター脳神経外科部長、京都大学大学院医学研究科教授、京都大学医学部附属病院長を経て、2023年より現職。京都大学名誉教授。
7月22日(月)10:30~11:45
認知症にならないためには
水野 敏樹
京都鞍馬口医療センター 病院長
【概要】
認知症は早期予防が重要であり、適切な生活習慣を取り入れることでリスクを減らすことができます。バランスの良い食事、定期的な運動、そして精神的な刺激が大切です。また、社会的なつながりを持ち続けることも予防に役立ちます。本講演では、具体的な予防策と日常生活で実践できる方法をご紹介します。一緒に健康な未来を築きましょう。
【略歴】
1983年京都府立医科大学医学部卒業。英国ニューキャッスル大学(精神科神経病理学部門客員研究員)、京都府立医科大学大学院医学研究科神経内科教授を経て、2022年より現職。
7月22日(月)14:00~15:15
いつまでも元気で暮らすために
三上 靖夫
京都府立医科大学 リハビリテーション医学教室 教授
【概要】
京都府立医大で健康で長生きできる秘訣について研究をしています。重要なことは食べ物と身体活動です。病気やけがをしたとき、「お大事に」「無理したらだめよ」と言いますよね?これは正しいでしょうか。私たちは「安静ほど身体にとって悪いことはない。」と患者さんにお話しします。ほとんど動かない生活を送っていると元気で暮らすことは難しく、身体の状態に見合った活動が必要です。では、どんな活動が必要なのか、考えてみませんか?
【略歴】
1985年徳島大学医学部卒業。京都府立医科大学整形外科准教授、京都府立医科大学大学院リハビリテーション医学病院教授を経て、2019年より現職。
第3回 元気に暮らすヒントが得られる!おおはら知恵袋
日時|2024年7月17日(水)~7月22日(月)10:00~17:00
会場|大丸京都店6階イベントホール