シルバー通信57号
シルバー通信57号
2025/11/15発行
R7.11.11.現在 会 員 数 642名
男性416名 女性226名
INFOMATION
「配分金支払い」
11月就業分の配分金の支払は
12月15日(月)となります。
INFOMATION
「立替領収書の清算」
立替領収書の清算に締め切りは
有りませんが、就業報告書と併
せて12月5日までに清算が終っ
ていない場合は12月の請求と
なりますのでご注意下さい。
INFOMATION
「就業報告書の提出締め切り」
11月分の就業報告書の提出締切
日は12月5日(金)17:15まで
となります。
それ以降は、12月扱いになりま
すのでご注意下さい。
FEED BACK
小野市都市施設管理協会
新免秀晃さん
(公財)小野市都市施設管理協会
新免秀晃 理事長
今回は、約120名の会員さんが就業するセンターの最大顧客、(公財)小野市都市施設管理協会の理事長、新免秀晃さんを取材させて頂きました。
これまで
みなさんこんにちは、(公財)小野市都市施設管理協会理事長の新免秀晃と申します。
市役所の理事(総務部長)の職にあった際、令和4年9月から管理協会理事長職を兼務した後、令和5年10月より管理協会の専従になりました。
市役所では、様々な職種を経験しましたが、最後の方は市民のインフラを守る水道部長の仕事や、税、財政、人事、広報公聴などを束ねる総務部長の仕事を務め、市役所での定年を迎えました。
げんざい
管理協会の専従になって、今まで見えなかった細かいところが見える様になり、今はDXの進捗による業務改善や、お客様のサービスアップに特に注力しております。
理事長方針
毎年理事長方針を作るのですが、令和7年度の方針は
使いたいと思える施設づくり、使ってよかったと思ってもらえる施設づくりに向かっての挑戦!!
を掲げています。
基本理念
基本理念は
言われた事をやるのは最低限。さらに自分たち一人ひとりがやれる事は無いのかを見つけ出し、組織で対応する。
そのうえで
◇施設の認知度を高め、より多くの利用を促進する
◇さらなる利便性の向上と、サービスの進化(改善)を実現する
◇オンリーワンのサービスで、ここにしかない満足度を提供し、愛され、未来に向かう施設へと変貌する
という三つの方針を掲げました。
行動指針
さらにこの理念を踏まえ
◇更なるサービス向上と業務の進化(改善)をすすめていくために、業務を徹底的に見直す。改善点や無駄はないか。
◇コストをいかに下げるかを考える。経費削減30%へ。
◇ここにしかない(他市ではできない)良さ、自分達にしか出来ないサービスを追及し、提供していく。
◇施設の安全性、快適性を追求していく。
◇積極的な施設のPR、事業のPR、情報発信方策を考え、実行する。
◇徹底的な情報の水平展開を行う。再度報連相の徹底を!さらに各係の枠を超えて業務を遂行する。必ず組織として考え、対応する。
◇やらない、出来ない言い訳を考えるのではなく、やるため、出来るためにはどうしたらいいかを考える。
という行動指針により、管理協会は施設の運営、維持管理を行っています。
方針や理念の骨子
理事長方針、理念や行動指針は、まさに市の行政経営戦略4つの柱が骨子となっています。
管理協会の方針は、市の施設を管理している以上、市と同じ方向を向いているべきであると考えています。
根底の部分は変わりませんが、その時いちばん注力するものを取り入れながら、毎年理事長方針を出しています。
プライベート
プライベートでは、特に市役所に入ってからは「野球」が中心でした。
今でも、野球やサッカー、ゴルフやアメフトなど、スポーツ観戦するのは大好きです。
スポーツはあまり得意では有りませんが、1つ自慢出来るのは3年半くらい前にトレーニングを始めて、半年で約16キロの減量を果たしたことです。
今でも週に1~2回、アルゴで筋トレを行って、できるだけ当時の体重を維持するようにしています。
健康寿命を伸ばす為にも、高齢になるほど筋トレが重要になります。
みなさんも、是非アルゴやアクトのトレーニング室をご利用下さい。
これからの目標
これからの目標ですが
仕事では利用してくれる方、みんなにいいね!と思って使ってもらえる施設にする事。
プライベートでは、元気な間にやれること、やりたいこと、特に現場でしか出来ない生(ライブ)の体験をたくさんすることです。
むすび
会員の皆様、これからもお仕事でのご協力や施設の利用、よろしくお願いします。
また、いつか私もセンターに入会し、みなさんと一緒に就業したいと思っていますので、その時はどうぞよろしくお願いします。
取材の感想
総合体育館や温水プール、匠台公園、河合運動広場、こだまの森、白雲谷温泉など多数の施設を有し、センターの会員さん約120名が就業させていただいている管理協会さんですから、どんな方がトップで運営されているのか?興味津々で訪問させて頂きました。
話の中で方針や理念や行動指針を教えていただき、これなら安心!だと思いました。笑
ぶれない信念を持って
大きく組織が1つになる様に先導する姿勢!
さらに・・・
個々の自主性を引き出し高めようとする姿勢!
センターの理念(自主・自立、共働・共助)に通じるものを感じました。
大変な人数の組織ですから、理念を浸透させるのは一朝一夕に出来る事ではないと思いますが、何度も何度も繰り返し伝えてゆきますとの事。
共感します!! 泣
取材させて頂き誠にありがとうございました。
お仕事情報
シルバーランド
清掃
葉多町 16:30~17:30
週3日 女性
担当 古賀
お仕事情報
ひまわりの丘公園
植栽管理
浄谷町
8:30~16:30
(シフト勤務)
派遣
男性 担当 藤田
お仕事情報
白百合こども園
保育補助 派遣
敷地町
7:00~9:00(2H)
14:00~18:00(3~4H)
要相談
不問 担当 古賀
お仕事情報
都市施設管理協会
大池総合公園清掃
王子町
8:00~16:00
週3日
不問 担当 荒田
お仕事情報
東研サーモテック小野工場
清掃 北丘町
9:00~12:30
月曜 女性
担当 荒田
お仕事情報
横山工作所
NC旋盤(部品の脱着作業)
阿形町
8:00~12:00
木・金 応相談
不問 担当 豊嶋
ダルマとウェルビーイング
目 次
1. ダルマ
2. コアバリュー
3. 四諦(したい)
4. さすがのポイント
5. ひとづくり
6. 社会啓発運動
7. 一隅を照らす社会変革
8. サイニック理論
9. 自律社会の到来
10. 社会の大きな流れ
11. ばんから
12. 流れを見つけ、掴み、乗る
ダルマ
ダルマと言う言葉をご存知ですか?七転び八起きの達磨さんならご存知ですよね。 笑
達磨さんの元になったのがインドの僧侶達磨大師、インドではボーディダルマと呼ばれているそうです。
ボーディとはさとり、ダルマとは法の事で、さとりの法を体現するものと言う意味だそうです。
禅の祖達磨大師は、洞窟の壁に向かって9年間ほとんど動かずに座禅を続けたため、手足が腐って無くなってしまったそうです。その逸話から、日本では七転び八起き、不屈の精神の象徴になったそうです。
コアバリュー
達磨大師が体現したかった法とはどのようなものでしょうか?もちろん仏法ですが、お釈迦様が得た悟り、今風に言うとコアバリュー。
すべての存在は常に変化し続け、永遠に変わらないものはないんだよ。(諸行無常)
すべては因果関係の中で存在し、独立した「自分」などと言うものもないんだよ。(諸法無我)
これらを理解し執着を離れることで、心が安らぎ、悟りに至れるんだよ。(涅槃寂静)
お釈迦様のコアバリュー、諸行無常と諸法無我が腹落ちすると、心が安らぎ幸せになれますよと言うことです。 笑
四諦 (したい)
なぜか?・・・
人生は苦しみに満ちている(苦)
原因は「執着」や「煩悩」(集)
執着を離れれば苦は滅する(滅)
そのための実践が八正道(道)。
八正道
実践方法の八正道とは・・・
正しいものの見方
正しい思考
正しい言葉
正しい行い
正しい生活
正しい努力
正しい気づき
正しい瞑想
目的はもちろん
幸せになる事!!
ウェルビーイング
ウェルビーイングと言う言葉をご存知ですか?
幸せと言う意味になるそうですが、ウェルビーイングの表す幸せとは、心身ともに健やかで社会的にも満たされた状態の事を言うそうです。
幸せと言えば、ハッピーを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ハッピーはもっと単発的?
美味しいご飯を食べたよ!ハッピー!とか、旅行に行ってキレイな景色を見たよ!ハッピー!とか、ウェルビーイングとは少し意味が違うそうです。笑
2500年前に、お釈迦様の伝えたかった幸せとは、ウェルビーイングだったのではないかと思います。
幸福学
2500年前にお釈迦様が伝えたかった、幸せになる方法。
いま幸福学(ウェルビーイング)として世界中で研究されています。
日本でも、2024年に武蔵野大学が幸福学部(ウェルビーイング学部)を設立し、前野隆司教授が中心となり、心理学・哲学・福祉・環境・地域活性化を研究し教えているそうです。
神戸大学でも、ウェルビーイング研究先端センターを設け研究が進められているそうです。
センター長の片桐恵子教授の言葉を掲載します。
1970年代後半、アメリカの政治学者ロナルド・イングルハートが「物質主義的な価値観から脱物質主義的な価値観へのシフト」という世界の動きを示したように、先進国では、物質的に満たされても人々が幸せになっていない、ということに気づき始めました。
日本も戦後、物質を満たすことを目指してきたわけですが、今の若い世代にとってはモノがあることが当たり前で、例えば「車が欲しい」といった望みを持つ傾向も薄れてきています。
また、高度経済成長期は、多くの人が同じ方向を目指し、マジョリティーにとっての幸せが追求されましたが、現代は価値観が多様化して個人がそれぞれの生き方を求めています。GDP(国内総生産)では幸せを測れない時代になっています。
そのような流れの中で、政策立案、ビジネス戦略など幅広い分野でウェルビーイングが注目されるようになりました。若者の多くは就職に際し、企業が社員一人ひとりの幸せを考えているかという点を重視しており、企業側も人材確保のため、そういう視点を打ち出すようになってきました。
やはり・・・
パラダイムシフトが起こってますね!!
幸福の4因子
幸福の4因子をご存知ですか?
幸福学部の前野隆司教授が、多くの調査を行い、幸せになるための因子をまとめると、大きく4つに分けられるそうです。
1つ目は、やってみよう因子。
2つ目は、ありがとう因子。
3つ目はなんとかなる因子。
4つ目は、ありのまま因子。
この4因子を持つ人は、幸福度が高いだけでなく、創造性は3倍、生産性は1.3倍になるそうです。社会的にも非常に高付加価値な人材です。
高付加価値人材
やってみよう因子は、自走人材のこと。自分に自分でエンジンをかけで走れる人のことです。
しかも、ただやってみようじゃなくて、ありがとうのこころをもってやってみようっていう事です。
自利利他ですね!!
そして、やり始めたらなんとかなると粘り強く諦めずやり続ける。
結果を追い求めるのではなく、成功も失敗もプロセスも、ありのままを受け入れる。
これって、前回お伝えした一隅を照らす人の事では?
一隅を照らす人とは、利他のこころを持って、自分の道を修めようとする人のこと。今も昔も、こんな人は国の宝。超高付加価値な人材なんですね。
ウェルビーイングファースト
前野教授が提唱しているのが
ウェルビーイングファースト
心身ともに健やかで、社会的にも満たされた「より良く生きる」ことを最優先にする生き方。
お釈迦様の仏道とおなじですね!!
自利利他社会
自分のウェルビーイングを育て、他者へ広げることが出来れば
センターが目指す自利利他社会が実現できるのではないでしょうか!?