耐久試験情報(熱衝撃・耐候性)
耐久試験情報(熱衝撃・耐候性)
導電性接着剤 ONE-HAND MIXING®(ワンハンドミキシング)」を用いたリアウインドウ修理に関して、実施した耐久試験の概要と結果をご紹介します。自動車環境における長期信頼性の確認を目的としています。
✅熱衝撃試験
試験片形状
リアウインドウのデフォッガー/デフロスタータブ接着を想定。ガラス板に金属片を「ONE-HAND MIXING®」で接着した試験片を使用。(下図参照)
試験条件
「-20℃で12分冷却 ⇔ 85℃で12分加温」を繰り返し実施。
試験結果
外観:5,000サイクルでフィレット面の一部に割れが発生。ただし接着面に異常は認められず。
導通性:5,000サイクル後も導通性に低下はなし。
✅耐候性試験
試験片形状
リアウインドウのデフォッガー/デフロスター熱線補修を想定。ガラス板に「ONE-HAND MIXING®」を印刷塗布した試験片を使用。(下図参照)
試験条件
キセノンランプ出力:100 W/m²
ブラックパネル温度:63℃
湿度:50%
試験結果
外観:1,500時間の暴露をおいて、剥がれや欠けは確認されず。
導通性:1,500時間暴露後も導通性の低下はなし。
※耐候性試験1,500時間暴露は、屋外環境で約2年以上の使用に相当します。
✅まとめ
熱衝撃・耐候性いずれの試験においても、「ONE-HAND MIXING®」は接着面の信頼性と導通性を維持しました。自動車修理用途における長期使用に対しても有効であることが確認されています。