戯曲紹介
戯曲紹介
未来の話である。SFというには、クラシカルな趣。
日本が壊滅的に崩壊。東京も完全崩壊していて、各地区毎にようやくドームによって守られ、閉じ込められて居る。その東京にあるサロンBUBUSが舞台。
ドームの外は人の生きられる空間ではなくなっている。それでもコノ作品のコンセプトは明るく楽しくだ。しかし、劇団由(江口)なので、重く暗いかもしれない。
だからこそ?歌あり、踊りあり、漫才まである。
人は人類が死に絶えるような不幸に直面した時、そんな、どん底、苦しさの中で、ソノ心持ちから逃げ、遊ぶかもしれない。
そうしても、人は生き続けようとする。そして、ソノ後人は、"生きる"を考えるだろう。
話のベースの‘かぐや姫’?。イルカをキーワードに、官制を敷かれ脱出不能な世の中で、姫の願いに、遊び呆けて居た若者三人+αが動き出す。
コロナ禍の今、タイムリーな作品かもしれない。