戯曲紹介
戯曲紹介
新版ハムレットは 劇団由の旗揚げ公演だ。
志は高いがまだまだ実態の伴わぬ状況で在った。
何とか、シェークスピアの力を借り、 シェークスピアを超えてやろうと、
豪慢に考えて居た。
ソレが成功したかは観客に委ねられるが、その一端は、
この戯曲に処って垣間見れるだろう。
4人で9人程を演じる。 一人を二人で演じる。等、
言葉では 解りにくい所も在るのだが、
ソレを上演し、 目の前で観せると意外に解りやすい筈だ。
前筆の操作に処る何重もの深みも読み取ることが出来る。
かもしれない。
ハムレット作品の面白さ、名台詞を残し、
削ぎに削ぎ、 新解釈を大胆に加えた、この作品は
劇団由の旗揚げに相応しい作品に成ったと自負している。
そして、ワクワク、ドキドキ出来る作品だったと聞く。
それが読者に届けば幸いです。