国産コーヒー栽培実践塾のHPです。
はじめに・開講趣旨
沖縄のコーヒー栽培は、昔から庭先等で楽しまれてきましたが、経済農産物として本格的な栽培はかなり歴史が浅く、その栽培ノウハウは海外のコーヒー産地のように蓄積されておりません。また、沖縄含め、日本にはコーヒーの栽培指導機関や、体系的に学べるプログラムは、これまでほぼありませんでした。
近年、全国でコーヒー栽培を始める方も増えていますが、土作り、播種、育苗の基礎について、独学で試行錯誤されている方や、野菜栽培の知識を流用されている農家さんも多く見受けられます。コーヒーは、種から育てた場合、1回目の収穫までに早くて3年、平均4~5年ほどかかります。また、健康に育ったコーヒーの木は、カットバックなどの更新作業をしながら、数十年活躍します。(世界には樹齢100年を超えるコーヒーの木もあるとか。) このように、野菜などと比べて1回の栽培サイクルが非常に長いため、栽培開始初期の技術やノウハウがとても重要になります。
この実践塾では、世界のコーヒー産地で、現地の栽培指導員として活動してきた専門家や、樹木の病害虫の専門家に講師になってきただき、約10か月のカリキュラムを組み、コーヒー栽培を基礎からしっかり学べる内容になっています。
この実践塾の一番の目的は、日本のコーヒー栽培を志す人や、コーヒーを栽培から学びたい人に向けて、世界のコーヒー産地では当たり前とされる知識やノウハウを学んでいただくことで、コーヒー農家の栽培技術を向上していただくことです。また、今後、日本がコーヒー産地として発展していくときの基礎づくりにあります。
農業は、土壌環境、気候風土、天災など、沖縄県内でも様々な環境があり、正解はありません。ですので、海外産地のノウハウが、そのまま日本や沖縄に当てはまるらないことも多くあると思います。だからこそ、コーヒーの木の植物としての理解と栽培の基礎が大切になります。健康なコーヒーの木を育てるためには何が必要なのかを理解したうえで、土地や農家の個性やアレンジが生きてくると思います。
また、この実践塾では、栽培技術以外にも、マーケティングや販路に関する事例、海外事例も学び、コーヒー栽培を志す方の「百姓」としての総合力向上も目指していきます。
この講座では、名護市での現地演習6日間と、オンライン講義2日間、合計8日間で開講します。
コーヒー栽培に本格的に取り組みたい、コーヒー栽培を学びたいと思っている方は、栽培について基礎からしっかりと体系的に学べる機会となりますので、ぜひ、この機会をご利用いただけたらと思います。(現地に参加できない方向けに、午前の座学はオンライン受講も可能です。午後のフィールドワークは、動画や写真で情報共有します。)
【募集終了】(募集要項・注意事項)
対象者:コーヒーを栽培している農家、これからコーヒー栽培を志している方、またはコーヒー産業関係者
人数 :10名~20名程度
場所 :メイン会場 中山コーヒー園(名護市)
期間 : 2026-27年度 全8日間 (名護市&オンライン)
第1日目【名護】 5/16(土)9:00-16:00 コーヒーの基本①、播種の方法、苗作り等(夕食:懇親会)
第2日目【名護】 5/17(日)9:30-12:00:県内コーヒー農園視察①
第3日目【オンライン】7/18(土)9:30-12:00 栽培の基本①、播種後の管理、育苗等
第4日目【名護】 9/5(土)9:00-16:00 栽培の基本②、定植、肥料、病害虫等(夕食:懇親会)
第5日目【名護】 9/6(日)9:30-12:00:県内コーヒー農園視察②
第6日目【オンライン】10/24(土)9:30-12:00 最新コーヒートレンド
第7日目【名護】 1/16(土)9:00-16:00 カッピング、マーケティング、受講生発表、卒業生との交流会等(夕食:懇親会:卒業生との懇親会)
第8日目【名護】 1/17(日)9:30-12:00:県内コーヒー農園視察③
※スケジュールは変更になる場合がございますが、遅くとも開催日30日前には確定できるようにします。
詳しくは下記の「第4期生のスケジュールと概要」もご確認下さい。
受講費:個人農家55,000円 / 法人110,000円
(個人、法人ともに、同名義で複数人数の申込みは、追加分は半額でお申込みいただけます。)
※含まれるもの:教材費。研修ごとにコーヒー栽培テキストを配布します。
今後の栽培ガイドラインとしてご活用いただけます。
※食事代、会場までの交通、宿泊費等は各自負担となります。
※開講決定時に一括でお支払いいただきます。塾スタート後、不参加による返金はございません。
不参加の場合は、できる範囲でフォローアップしますが、完全に受講回を再現できるわけではないのでご了承ください。
※通年プログラムを基本としており、1回のみの参加は原則受け付けておりませんが、状況次第では
参加可能な場合もございます。まずは、事務局までご相談ください。
【卒業生特典】
※卒業生でもう一度受講したい場合は、10%OFFで受講していただけます。
※卒業生は最終現地開催(1月16,17日)は、現役塾生との交流会を兼ね3000円で参加いただけます。
※国産コーヒーに興味がる関係者(ロースター、コーヒーショップの方等)の参加も歓迎しますが、内容はコーヒー栽培技術についてをメインとした農家向けとなることをご理解の上、お申し込みください。(これまでにも、農家さん以外でも、栽培を学びたいという方から多数の参加いただいております。海外のコーヒー産地視察に行かれる際に、現地農家と話をする中で、栽培についての基本的な知識を知りたいという方もいらっしゃいました。また、「1杯のコーヒー」になるまでの上流を知ることで、コーヒーの楽しく奥深い世界を学んでいただけると思います。)
※プログラムは連続して組んでますので、できる限り全て出席できる事よう、お申込みください。
事務局:小泉 koizumi0112@hotmail.co.jp
主催:国産コーヒー栽培実践塾運営委員会
特別協力:中山コーヒー園
2026-27年度 第4期生のスケジュールと概要
(スケジュールは変更になる場合がございます。)
全8日間の内、6日間が名護市開催となり、2日間はオンラインとなります。名護市開催のときは、連続した2日間で開催します。また、1日目の夜は夕食を兼ねて懇親会を開催しますが任意参加となります。なお、名護開催2日目の「農園視察」は、沖縄の農家さんや参加農家さんの農園にいき、農園状況を見ながら学びます。こちらも参加任意となります。
コーヒーの基本的情報、苗作りについて等
現地に参加できない方向けに、午前の座学はオンライン受講も可能です。午後のフィールドワークは、動画や写真で情報共有します。
農園現地検討会
県内コーヒー農家の視察を行います。
(ZOOM開催となります)
現地に参加できない方向けに、午前の座学はオンライン受講も可能です。午後のフィールドワークは、動画や写真で情報共有します。
農園現地検討会
県内コーヒー農家の視察を行います。
(ZOOM開催となります)
コーヒー栽培最前線(SCAJ報告など)精製について(カッピング体験)、栽培管理、マーケティング、農園経営について等
現地に参加できない方向けに、午前の座学はオンライン受講も可能です。午後のフィールドワークは、動画や写真で情報共有します。
農園現地検討会
県内コーヒー農家の視察を行います。
メイン講師 三本木 一夫
コーヒー栽培専門家
コーヒー栽培指導に関わり40年以上。大学時代はコーヒーノキの生理活性の研究に取り組む。卒業後、大手コーヒーメーカーにて、ジャマイカ駐在5年、インドネシア駐在3年、レユニオンのプロジェクトなど、コーヒー産地で栽培指導にあたる。その後もJICAのコーヒー専門家として等、ラオス、ネパール、インドネシア、ベトナム、グアテマラ、ケニアなど、世界のコーヒー産地で栽培指導に取り組んでいる。
黒田 慶子
樹木生理・病理学専門家
神戸大学名誉教授。神戸市副市長。森林総合研究所で25年間、マツ枯れやイチジク株枯病など樹木伝染病のメカニズム解明に取り組んだ。神戸大学に移動後は、2016年から緑化樹や果樹の研究で沖縄のデイゴ、マンゴーなどの病虫害対策に関わっている。コーヒー樹では、病原菌を運ぶシイノコキクイムシ(Black coffee twig borer)を発見した。予防医学の観点から、被害が出にくい環境づくり(果樹の栽培環境)を重視しており、里山や果樹園の健康維持に取り組む。
小泉 伸弥
事務局・プログラムコーディネーター
沖縄のコーヒー収穫体験メニューの企画立案や、農家の伴走支援などを行っている。名護に10年住んだあと、現在は拠点を大分県別府市に移し、県内外で中小企業のマーケティング支援など、色々なジャンルのプロジェクトマネージメントやコーディネーター業務を行っている。このプログラムの事務局を担当。
けんゆー(上原賢祐)
事務局サポート・熱帯果樹の苗木生産・販売、Youtuber
大学院の博士過程を中退し、生まれ故郷の沖縄県でアボカドなどの果樹や野菜、多品目の植物を栽培している。Youtubeチャンネル「けんゆーの農ライフ!」やオンラインサロンで栽培ノウハウの情報発信を行う傍ら、日本熱帯果樹協会の理事を務める。合同会社ねったいを創業し、苗木の生産・販売も手掛けている。近年、コーヒーの苗木の生産も始め、色々な品種の苗木づくりにも取り組んでいる。
舟波 康大
運営サポート・新規就農農家
当塾生の1期生。2024年に沖縄県本部町にて新規就農。本部町と名護市でコーヒー栽培を基礎から実践し、苗生産、定植、日常管理、環境を生かした栽培管理に取り組んでいます。
実践塾では、現場経験を踏まえ、受講生が安全かつ円滑に作業を行えるよう、栽培作業補助等の現地サポート業務をします。
第1回目の様子
第2回目の様子
第3期 最終回の様子