~笑顔で紡ぐ、仲間と未来~
【はじめに】
「私はJCに⼈⽣を救われました。」
プライベートでもビジネスでもどん底だった時、⽀えてくれたのは JC で出会った仲間や先輩でした。 私は、JCサッカー部の活動がしたいという⾃分本位な理由だけでJCに⼊会しましたが、当時からJC活動には積極的に参加をしていました。JCでは⼀つの事業や⽬標に対して、利害関係のない⼈達が⼀丸となり挑戦することができます。参加していく中でそのプロセスや達成感を感じることが楽しくなり、いつの間にかかけがえのない「仲間」ができました。
JC にはそんなかけがえのない「仲間」と出会える⼒があります。 このような経験ができたことや、たくさんの仲間に⽀えられてきた恩をLOMに返したい、地域に恩返ししたいという想いで、第50代理事⻑の職をお預かりする決意をいたしました。
【50年の歴史に感謝と誇りを】
尾張旭⻘年会議所は尾張旭市の繁栄を願う、熱き情熱を持った志⾼き⻘年たちにより605 番⽬の⻘年会議所として産声をあげました。まちのために、⼦供たちの未来のために、そして⾃⼰成⻑のために多くの運動を展開してきました。様々な地域課題に取り組み、時代に合わせた運動を展開し続けてきた先輩⽅の想いと努⼒によって、本年創⽴50周年を迎えることとなりました。我々は、まちのために運動を起こし、想いを紡いでこられた先輩⽅の歴史と伝統を受け継ぎ、誇りをもってより良いまちの未来のために運動を展開していかなければいけません。
50 年という歴史を紡いできた尾張旭⻘年会議所は⾏政を始め様々な団体や企業の協⼒のもと「明るい豊かな社会の実現」のために運動を起こしてきました。 本年は尾張旭⻘年会議所の歴史を振り返り、先輩⽅が紡いでこられた想いを胸に、⾏政、関係諸団体の皆様、地域の皆様に感謝の想いを伝え、尾張旭⻘年会議所を更に成⻑させていくきっかけとなる年をメンバー全員で創っていきます。
我々が⻑きに渡り、まちの未来ために運動をすることを続けてこられた感謝の想いを表す場として、創⽴50周年記念事業を構築します。歴史を紐解く機会を創出するとともに、地域の魅⼒を再確認し、尾張旭⻘年会議所最⼤の運動発信の場にします。
【全員で取り組む会員拡⼤】
JC を持続可能な組織とするためには会員拡⼤が最も重要な運動であり、多くの経験を積んだメンバーを増やしていくことも組織の継続には必要だと考えます。
「数は⼒」「量より質」
⼀⾒反対の意味に聞こえるかもしれませんが、尾張旭⻘年会議所を持続可能な組織にするためにはどちらも追い求めなければいけせん。少ない⼈数よりも多い⼈数で運動を起こすほうが事業の規模が⼤きくなり説得⼒も増します。しかし、参加者が少なかったり、JCの本質を理解せずに運動を起こしていては意味をなさず、明るい豊かな社会は実現できません。
では、どのような団体に⼈は集まり、共感を⽣むことができるのでしょうか。 メンバー全員が尾張旭⻘年会議所の良さを理解し、楽しみながら運動を起こすことが重要だと考えます。まちのために運動をすることが楽しい、仕事に繋がるから楽しい、⾃分の成⻑に繋がるから楽しい。まずは⾃分なりのJCの楽しみ⽅を⾒つけ、JAYCEEであることに誇りを持とう。
メンバー全員が楽しみ、笑顔溢れるLOMになっていくことで、地域の⻘年に共感を⽣むことができ、社会により良い変化をもたらすことができます。本年は、⼀つの委員会に任せるのではなく、メンバー全員で拡⼤運動を展開し、周囲の⼈や地域の⻘年に尾張旭⻘年会議所の楽しさや魅⼒を伝えていきます。地域の⻘年の成⻑とまちの発展のために、我々の同志を発掘し、楽しみの渦に巻き込みます。
【笑顔を⽣み出すリーダーに】
JC には4つの機会があります。
仲間とともに⽬標に向けて活動し、リーダーシップや課題を解決する⼒を⾝につける個⼈の機会、今まで経験したことのない事業を通じて地域や社会の発展に貢献する機会、ASPACや世界会議など世界中のメンバーと関わり、グローバル社会に適応するための機会、⽇本全国、世界各国のメンバーと出会うことで⽣まれる、新しいビジネスの機会。
JC 活動を通じて様々な機会が提供され、それらを経験することで⾃⼰成⻑へと繋がっていきます。しかし、その機会は待っていても訪れません。我々は成⻑の機会を⾃ら掴み取り、誰かのために、まちのために⾏動を起こしていく必要があります。
JC には様々な職種のメンバーが集まり、⼀丸となってまちへの運動を展開しています。JC活動を通じてメンバーのリーダーシップの可能性を引き出し、その能⼒を伸ばしていくことで地域を牽引するリーダーとなり、社会により良い変化をもたらすことができます。
単年度制で⼀年毎に⾃らの担いや関わる⼈が変わっていく中でも、それらの機会を⼤切にし、40歳までの限られた時間の中、全⼒で楽しみます。そしてメンバー全員が地域や家庭、社業で必要とされ、笑顔を⽣み出せる⼈財へと成⻑していきましょう。
【スポーツの⼒で⻘少年に笑顔を】
⼦どもたちはいつの時代も地域の宝であり、地域の未来です。
持続可能なまちを創造するために必要なことは、⼦どもたちに対するアプローチです。⼦どもが成⻑するためには、育っていく環境がとても⼤切であり、⼦どもが笑顔で楽しめる環境を作ることや思いやりなどの「⼼」を育てることは⼤⼈が導いていく必要があります。 「⼼」を育て⼦どもを笑顔にすること、新しい「仲間」と出会えること、スポーツにはそんな⼒があると考えます。
私はJリーグが始まった年、友達に誘われたことがきっかけで地域のサッカークラブに⼊りました。仲間と⾝体を動かしながらコミュニケーションを取り、勝敗に⼀喜⼀憂する。引っ越してもサッカーを通じてすぐに仲間ができました。サッカーが楽しいと⼼の底から感じることができたことで⾼校3年までサッカーにのめり込みました。
恵まれた環境だったこともあり⼩中⾼全てのカテゴリで全国⼤会も経験できました。クラブチームでも部活動でも⼤切な仲間と出会うことができ、経験してきたこと全てが財産となり私を成⻑させてくれました。そんな体験を忘れられず今でもサッカーを続け、新たな「仲間」と出会い楽しんでいます。
未来を担う⼦どもたちにスポーツを楽しんでもらい、友達と笑顔でコミュニケーションが取れる環境を提供することで、⼦どもたちの成⻑と、地域の発展を⽀え、尾張旭⻘年会議所の価値を向上して参ります。
【むすびに】
時間は誰にでも有限であり平等です。
20 歳〜40歳という限られた期間でしか活動することができないJCで過ごす時間を、どれだけ貴重で豊かにするかは⾃分次第です。せっかくJCに⼊ったからには少し背伸びをして挑戦をし、学びや成⻑に繋げていきましょう。
2025 年度尾張旭⻘年会議所は、50年という節⽬を迎えます。地域の未来のために、英知と勇気と情熱をもって今⽇の尾張旭⻘年会議所を築き上げていただいた先輩⽅、そして⽇頃より当団体に多⼤なるご⽀援、ご協⼒をいただいている地域の皆様への感謝の気持ちを胸に、受け継いだ想いを次代に紡いでいくため、全⼒で楽しみながら運動を展開していくことをここにお誓い申し上げます。