万一、外敵(有害物や病原性微生物)が、身を護る(粘膜)バリアをすり抜けて侵入したときには、免疫反応が作動しますが、これには大量のエネルギーが消費されます。
特に、糖質からのエネルギー産生時に必要なビタミンB1が、抗体ができる過程に関与することが、ワクチン接種実験で示唆されています。
ヒトも麹菌も、体外に消化酵素を分泌して、糖質・タンパク質・脂質を分解して、それぞれ単糖(ブドウ糖・果糖)やアミノ酸、脂肪酸にして、体内に吸収します。
麹(菌)甘酒は、「のむ点滴」と言われるのは、あらかじめ麹のいろいろな酵素が栄養を消化分解してくれているので、当人が消化負担が軽減されること、のめば速やかに吸収されることによります。
ヒトは、主に糖質と脂質をエネルギー源として、化学エネルギーATPを生み出して、主に体温維持など生命活動に利用しています。脂質の燃焼には酸素、そしてビタミンCも。糖質の場合は、糖質の摂取量(エネルギー代謝)に応じて、一定量のビタミンB1が消費されます。
半世紀以上も前、インスタントラーメンを常食としていた学生に、脚気(ビタミンB1欠乏症)が多発した時代がありました。「昭和の江戸わずらい」ですね。その点、チキンラーメンは、よく出来ています。糖質がメインの製品自体に、1960年当時から、不足のないくらいのビタミンB1が添加されています。
国際的にみて、日本人の食物繊維摂取量が、極めて低いとの指摘がある。
若い世代、特に女性でその傾向は顕著!
主食が米飯の場合、主食が黒パン(ライ麦たっぷりパン)を比べると、少なくとも1日数g以上の差が生じている。
この食物繊維摂取の少なさは、長期的な健康への影響が危惧されている。
ビタミン・ミネラル一覧表
(引用参照元:アリナミン製薬株式会社_健康サイト)
日本酒の醸造でできてくる酒粕は、米と麹・乳酸菌・酵母の営みの残り福。