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# 能登ゼミでは、民法を中心に、法の適用・法に従った問題解決の方法を身につけることを目的としています。具体的には、民法に関する事例に対する解決策を考えたり、いくつかの裁判例を選んで判例研究を行ったりします。どのような事案がどのような法律構成で、どのように解決されているかを丁寧にたどることによって、法律学の思考パターンに慣れていきましょう。
コア法学、民法総則、物権法、債権法等の民法の科目を履修済みであることが理想的です。未履修科目のある人は、並行して、これらに相当する内容を自習してください。
「専門演習Ⅰ」(春/水3) 演習Ⅰでは、まず文献講読を行います。民法の全体像を学んで、自分自身の興味(各自の研究テーマ)を探っていきます。法律学の研究に必要な文献検索・収集の方法、引用・参照文献の出典表記の仕方もマスターします。
「専門演習Ⅱ」(秋/水3) グループまたは個人での判例研究を行います。具体的には、各自の研究テーマに比較的近い裁判例を選び、どのような事案がどのような法律構成により、どのように解決されているかを丁寧に把握し、それをまとめて報告します。全員で議論します。判例研究と並行して、次年度の卒業論文の執筆を念頭に、各自の研究テーマを絞っていきます。年度末に、研究テーマ報告会を行います。
「専門演習Ⅲ」(春/水4) 各自、進路に向けた活動を中心に行います。秋学期開始時に、卒業論文の要旨と目次の発表・提出を求めますので、そのための準備を各自の状況に応じて進めてください。
専門演習Ⅲ(春/水4)は報告希望者があるときに行います。また、4年生は可能な限り、専門演習Ⅰ(春/水3)にオブザーバーとして参加してください。
進路に向けた活動のために専門演習Ⅰ・Ⅲ(春/水3・4)に参加できない4回生はそれぞれの活動の状況について毎回、Teams上で報告してください。次年度以降の参考にもなるような、なるべく詳細な報告が期待されています。十分な内容を含んでいないと判断した場合には、学期末に別途、レポート課題を出します。
「専門演習Ⅳ」(秋/水4) 卒業論文の完成に向け、順番に報告を行います。他のメンバーは、報告者の論文に対してコメントをつけます。論文は、量だけでなく質的にも10月末までに6割程度、12月中旬までに9割程度に到達させることが目標です。
10月末、11月末、12月末にそれぞれ原稿を交換し、相互に添削し合います(原稿を受け取った相手方はなるべく早く(遅くても1週間以内)にコメントを送信)。1月には、卒論発表会を行います。
その後、必ず、卒論ファイルの最終版を教員に提出してください(Teamsにアップロード)。
# 民法は非常に間口の広い法律なので、卒業論文の題材はかなり自由に選ぶことができます。せっかくの機会ですので、各自の好きなテーマで思う存分、書いてもらいたいと思っています。
先輩方の研究テーマを参考に、自分だけのテーマを見つけましょう。
第14期生(2020・2021)
Wak.S. 「デジタルプラットフォームにおける個人情報の取り扱い」
Hay.N. 「インサイダー取引規制の検討」
Yam.Y. 「 」
Tan.A. 「逆求償と使用者責任」
Tsub.Y. 「 」
Tsur.S. 「相続の複雑化と変遷」
Ter.S. 「共有物分割と社会変化の関係性」
Mik.R. 「デジタル社会における著作権侵害と対策の考察」
第13期生(2019・2020)
Sai.R. 「デジタルプラットフォームと消費者の利益」
Shio.S. 「言語に関する著作物とその判例」
Koj.R. 「土地利用契約における処分性の拡大」
Chid.M. 「相続法改正と遺言の諸問題」
On.D. 「NHK受信料の在り方について」
第12期生(2018・2019)
Nag.A. 「商標の類否判断-「取引の実情」に着目して-」
Uch.T. 「所有者不明土地問題の課題と解決策」
Nak.Y. 「学校でのスポーツ事故における法的責任~野球の指導者に着目して~」
Nis.R. 「患者の自己決定権とインフォームド・コンセント」
Kaw.Sh. 「所有権移転登記の促進に向けて~相続登記を中心に~」
Kaw.M. 「空き家問題の解決に向けて」
第11期生(2017・2018)
Ich.T. 「抵当権に基づく物上代位」
Kit.S. 「建物の基本的な安全性に関わる瑕疵と不法行為責任」
Miy.J. 「医療行為における期待権について」
Nak.S. 「不法行為における過失相殺及び素因減責について」
Kuz.K. 「自動運転における事故の責任と法的課題」
Ta.Y. 「電子商取引における消費者保護」
Yam.Y. 「著作権法における侵害要件」
第10期生(2016・2017)
Sak.T. 「労働者派遣法と黙示の労働契約について」
It.S. 「高齢者の逸失利益算定の現状」
On.K. 「学校のスポーツ事故における指導者の責任」
Har.S. 「被相続人と同居していた者の居住権」
Mor.N. 「未成年者の不法行為における監督義務責任」
第9期生(2015・2016)
Fuj.G. 「社会保障における情報提供義務」
Kid.Y. 「現在の『労働者』概念と判断基準」
Om.H. 「嫡出推定の意義とその適切な制限」
Mats.R. 「日本における二次創作」
第8期生(2014・2015)
Tam.Y. 「システム開発と瑕疵担保責任」
Sug.K. 「高齢者と契約」
It.S. 「医療訴訟における期待権侵害について」
Nak.F. 「逸失利益の変遷」
Noj.M. 「賃貸借契約と災害」
第7期生(2013・2014) none
第6期生(2012・2013)
Tak.H. 「債務の承認と時効の援用」
Nog.M. 「住居の賃貸借契約における敷金・保証金の返還」
第5期生(2011・2012)
Tan.Y. 「著作権の登録制度の有効性について」
Mor.K. 「瑕疵担保責任の瑕疵概念の位置づけ~土地売買を中心に~」
第4期生(2010・2011)
Ab.H. 「景観利益の法的保護について」
第3期生(2009・2010)
Fuk.S. 「土壌汚染と瑕疵担保責任」
Sak.A. 「過払い金返還訴訟からみる、中小零細企業と地域金融機関」
Nag.H. 「著作権」
第2期生(2008・2009)
Tak.Y. 「裁判員制度」
Kur.T. 「公園管理・利用のあり方」
Kob.Y. 「詐害行為取消権」
Nak.S. 「適合性原則」
第1期生(2007・2008)
Mit.H. 「医療過誤訴訟の行方 ~最高裁平成11年2月25日第一小法廷判決の検討を通じて~」
Yos.Y. 「相続させる遺言」
Mas.Y. 「食品における製造物責任について」
Uen.S. 「スポーツ教育の場における監督者責任について」
Uoz.N. 「映画の著作権の侵害差止請求」
Mor.N. 「大学における発明についての検討」
Kat.Y. 「国の安全配慮義務について」
Nak.S. 「登山における引率者の注意義務」
Miw.T. 「債権の二重譲渡と同時到達」