(1985年公開)
監督 マーク・L・レスター
作品紹介
「オーケー!」
「筋肉モリモリマッチョの変態だ」
「来いよベネット!銃なんか捨ててかかって来い!」
例え映画が好きでは無くともこれらの台詞は何かで聞いた事があるだろう。最早ネットミームと化してる言葉と言っても過言では無い。
だがこれらの台詞が出て来る映画を観た事ある人はどれだけ居るだろうか?ならば改めてこの映画について紹介せねばならない
そんな使命感に駆られて
理事長自ら紹介・推薦致す!!!!!!
80年代を代表するスーパーアクション映画の傑作中の傑作!!
我々ヴォンクラ共のバイブル的作品
『コマンドー』!!
ストーリーは至って単純。
愛する娘・ジェニーと山中で隠居生活を送っていた元コマンド部隊大佐のメイトリクスがテロ組織にジェニーを拐われてしまい、たった一人で闘いを挑む・・・。
それだけだ。。。
余計なものは一切無い
ただただシュワルツェネッガーの
圧倒的「筋肉」と圧倒的「火力」で
元特殊部隊で構成されているはずのテロ組織を
討伐、掃討、殲滅、淘汰していく様を何も考えずに観ればいい。
うむ、実に優しい設計だ。
そしてこの映画を傑作に押し上げているもう一つの要因がヴァーノン・ウェルズ演じる悪役・ベネットの存在だ。
お世辞にも元軍人とは思えない身体付きに鎖帷子のような独特のファッションセンス、そしてちょうどいいチンピラ感、憎たらしい言葉遣いと表情…
こんなにもザ・小者臭漂うのにこのベネットには人間臭さも有る。
人間臭さを炸裂させるクライマックスのタイマンは必見中の必見!!!
ちなみにヴァーノン・ウェルズと言われてピンと来ない方は『マッドマックス2』のウェズと言えば分かる……かな?
(暴走族時代のヴァーノン・ウェルズさん)
補足するとヴァーノン氏の奥方はどうやら日本人らしい
故にヴァーノン氏は日本に於けるベネット人気を知っているのだとか
。
現在の彼はシブゴツいお爺さんになっててベネット時よりも数十倍は格好男になっている(なぜ「エクスペンダブルズ」に出ない!?)。
昨今ではストーリーの練り込みが上質な作品が増え、理解や解釈をこちらに投げ掛けて、さも高尚な物のように見せ考察させる演出が目立つように思う。勿論そう言った作品もこちらの慣性を試して来るようで非常に面白いし、見応えがあるのも事実として認めよう。
だが時として、何も考えずにただただ「面白い作品」を観たい時がある。
そんな時に本作を摂取すると、きっと良いサプリメントになると私は確信している。
きっと筋肉モリモリのマッチョマンが貴方に笑顔くれるはずだ。