野田園芸 ークリスマローズの世界展に出展ー



東京都杉並区で園芸店を営む野田一郎さんが栽培するクリスマスローズが出荷の最盛期を迎えています。祖父の代までは野菜農家だったが、父の卯一郎さんが1955年代に花卉栽培を始め、野田園芸を設立。卯一郎さんは仲間と共に日本クリスマスローズ協会を設立し日本に広めた草分けの一人で、息子の一郎さんも大学卒業後研修に励み、現在に至るまでクリスマスローズ栽培に携わってきました。「種から育てて、一つとして同じものができないところがクリスマスローズの魅力。苗を早く発芽させるため冷蔵庫を使用することや、5月下旬に生育促進、8月下旬に開花促進のために山梨県で山上げを行い、花芽を持たせて早咲きさせた苗を11月頃から販売するなどさまざまな工夫をしている」とこだわりを語る一郎さん。また、種子から交配試験を行い、正確なデータをとりながら育成するなど、繊細な栽培を心掛けています。今後は色が少ない多弁花の花色のバリエーションを増やすことにチャレンジするほか、2月18日から20日の期間に開催される第20回クリスマスローズの世界展へ出展しました。

 野田園芸で生産している花の約7割がクリスマスローズで、市場やホームセンターなどに卸売りしているほか、ファーマーズマーケットへの出荷、日にちを決めて栽培ハウスを一般に開放し直売している。栽培面積は60a。

■一般開放直売  www.nodaengei.com/index1.html

ファーマーズマーケット荻窪

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