言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)ワークショップ

言語処理研究者・技術者の育成と未来への連携

世界的に自然言語処理技術への期待と需要が急激に高まるなか,質の高い研究開発を行える人材の供給は,圧倒的に不足している.日本国内においては言語処理学会年次大会の参加者数は年々増加しているものの,大学・研究機関のスタッフや企業の採用担当者からは,十分な数の人材が確保できないという声を聞くことが多い.その状況に呼応するように,自発的な勉強会や研究会が多く開催されるようになっているものの,それらが集まり協調する機会がないためにバラバラに活動していることが多く,コミュニティ全体の力強い底上げには至っていない.

こうした状況を踏まえて本ワークショップでは,大学教員,研究会や草の根の勉強会の主催者など,日頃から学生や若手研究者・技術者と接する機会が多い方々をお招きし,研究室や各団体における若手向け施策の現状と問題点を共有するとともに,今後どのような取り組みを行うべきかについて,参加者とともに議論したい.特に本ワークショップをきっかけに,各活動の横の繋がりを強化し,アカデミック・産業界全体で研究開発力の強化につながる施策が生まれることを期待している.

開催案内

開催日時: 2018年3月16日 9:30〜15:00 (受付開始 9:05)

会場: 岡山コンベンションセンター 1Fホール左

本ワークショップは言語処理学会第24回年次大会の一部として開催されます。ワークショップのみ参加される場合でも年次大会への参加登録が必要です。

プログラム

9:30-9:35 挨拶

9:35-10:45 諸活動の状況と課題(各10分)

10:45-10:55 休憩

10:55-12:00 パネル討論「研究者の育成」

  • パネリスト: 伝康晴、佐藤理史、岡崎直観、梶原智之、持橋大地(進行)

12:00-13:00 昼休み

13:00-13:30 諸活動の状況と課題(各10分)

13:30-14:30 パネル討論「技術者との連携」

  • パネリスト: 金山博、荒瀬由紀、海野裕也、須藤克仁、賀沢秀人(進行)

14:30-14:40 休憩

14:40-15:00 総括

関連資料

  • 首都大学東京の小町さんによる当日のまとめ [リンク]
  • アンケート結果のまとめ [リンク]

オーガナイザー

  • 小町守(首都大学東京)
  • 持橋大地(統計数理研究所)
  • 岡崎直観(東京工業大学)
  • 須藤克仁(NAIST)
  • 海野裕也(Preferred Networks)
  • 梶原智之(首都大学東京)
  • 金山博(日本IBM)
  • 佐藤理史(名古屋大学)
  • 三輪誠(豊田工業大学)
  • 宮尾祐介(NII)
  • 中澤敏明(JST)
  • 荒瀬由紀(大阪大学)
  • 伝康晴(千葉大学)
  • 中山英樹(東京大学)
  • 鶴岡慶雅(東京大学)
  • 乾健太郎(東北大学)
  • 賀沢秀人(Google)