あたりをきょろきょろ見渡してみたが、

同じ景色が広がっていて、どこがメインルームに繋がる道なのか検討がつかなくなっていた。

────迷いぬい、というわけか。

その時、背後からふわりと甘い香りがほのかに鼻を掠めた。


►進む