(要旨)
イメージセンサとそれを用いた撮像装置は、昭和62年(1987年)の部会発足当時は、ビデオカメラを中心に技術開発が進みました。その後デジタルカメラ、スマートフォン、監視カメラ、など製品分野を拡げながら、急速に生産数量が伸び、技術も大きく進歩発展を遂げてきました。
最近では、自動運転にかかわる各種車載カメラやドローンなどの新たな応用や、超解像技術、デモザイキング技術、最新のイメージセンサ技術、さらにはAI、IoT、ディープラーニングなど新しい技術革新の波が押し寄せ、これらに対応したイメージセンサ・撮像技術開発が強く求められています。
部会ではこれらの新技術についてタイムリーに専門家を招聘して講演会を開催し、新技術の理解を深めるとともに、次世代イメージセンサ・撮像技術の方向を探ることを目的にして活動しています。
(設立経過)
画像入力デバイス、画像信号処理そしてビジョンシステム化の各段階で、画像デバイスの使い方や実装技術等も含めて、実際的な技術を高めるとともに、これらを総合するシステムの立場から画像入力技術を高度化してゆき、さらに、自由な発想による新しいビジョンシステムと、それに対する画像入力技術の開発を論議して、将来への的確な方向付けをしていきます。
画像情報はテレビに始まり、各種メディアによる画像伝送、デジタルカメラや動画の画像記録、従来の肉眼による識別作業を置き換える画像識別、不可視情報の可視像化、3D情報取得、各種の画像処理等の技術を通して利用され、その成果は工業、農林水産業等の生産や検査に、交通、医療、介護、気象、宇宙、事故防止や犯罪解明その他広い分野で作業や研究に使われ、人々の快適な生活を助けています。
一方、画像情報技術は半導体等の電子技術、IT、材料、システム技術や応用の技術等と深く絡む総合技術であり、それらの進歩と共に急速に発展しています。これら画像情報装置の機能と特性を大きく左右する画像入力素子もCCDセンサからCMOSセンサへ、CMOSセンサのデバイス構造も平面型から三次元へ、高画質化、高機能化と進化を続けています。
こうした背景の中で画像装置に携わる技術者には広い関連分野の最先端の現状を効率良く理解し、自由な発想で技術を発展させることが求められます。
企業所属の画像技術者のこうした努力を助け、企業の技術高度化、周辺技術との複合化を目的としてCCDカメラが普及し始めた昭和62年(1987年)に部会を開設、第1回定例会が4月22日に実施しました。以後、令和8年(2026年)7月までの39年間に220回の定例会を実施し、斯界の発展に貢献して参りました。
(事業内容)
先進技術研究会として、画像入力・ビジョンシステム技術の高度化、周辺技術との複合化を促進することを目的として活動しています。
定例会を、年5回以上開催します。定例会ではタイムリーなテーマについて講演、パネル討論、見学会等を開催し、また総合技術討論会を実施し、講師を囲んで、参加者、産学の研究開発経験者による自由な意見交換や質疑応答を実施していきます。
部会長 相澤清晴 東京大学 名誉教授
幹事 浜本隆之 東京理科大学 教授