17回神経発生討論会・

20成体脳のニューロン新生懇談会 合同大会

2024年3月8日(金)〜9日(土)

名古屋市立大学 桜山キャンパス

Announcements  新着情報

2024.03.01        合同大会プログラムを参加者の皆様にお送りしました。また、成体脳のニューロン新生懇談会HPにアップしました。

                            「プログラム」タブからもリンクで飛んでいただけます。


2024.02.10       成体脳のニューロン新生懇談会幹事会(8日)および神経発生討論会世話人会(9日)は、研究棟2F 臨床セミナー室で実施
                            します。場所は「会場案内」タブをご覧ください。

2024.02.05       大変多くの参加・演題登録誠にありがとうございます。プログラムが出来次第ご連絡いたします。
                            ポスターサイズと会場案内をアップしました。詳細は「発表者」「会場案内」タブをご覧ください。

2024.01.12       2日目の終了時刻を15:30に変更いたしました。フラッシュトーク枠を増設しました。詳細は「プログラム」タブをご覧ください。

                           特別講演:金沢大学 佐藤純先生

                                               ヘルシンキ大学 難波隆志先生

                           招待講演:慶應義塾大学 岡野栄之先生

2023.11.08   合同大会HPを公開しました。        Meeting website is open.  

ご 挨 拶

神経発生討論会と成体脳のニューロン新生懇談会は、それぞれの研究領域のコアな研究者が活発に議論し、親睦を深める場として、共に20年近い歴史のある研究会です。両研究会は発生過程と成体という時間的に異なるフェーズに焦点を当てていますが、神経幹細胞からニューロンへの分化や神経回路形成のしくみとその意義を深く理解するという共通の目標があります。実際、両研究会に所属している会員も少なくありません。神経発生討論会・成体脳のニューロン新生懇談会の会員が一堂に会し、発生・成体の境界を超えて、より深く、熱く議論したいという思いで、合同大会を企画しました。両研究会は開催形式に若干の違いがありますが、今回は両者を織り交ぜ「良いとこ採り」をさせて頂いたつもりです。若手研究者の減少が懸念される昨今において、両研究会の次代を担う若手研究者が交流を深め、刺激しあう場となることを願っています。

皆様と名古屋でお会いできるのを、楽しみにしています!


第17回 神経発生討論会 担当世話人  澤本 和延(名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経科学研究所 神経発達・再生医学分野

第20回 成体脳のニューロン新生懇談会 担当幹事  金子 奈穂子(同志社大学大学院脳科学研究科 神経再生機構部門)

神経発生討論会について   

About the Annual Meeting for Japanese Developmental Neuroscientists 

神経発生討論会は2006年12月に発足し、様々な学会や研究会の枠組みを越えて神経発生生物学の研究者が集い、特に若手の「現在進行中」 「未発表」の研究に対して、若手研究者仲間とベテラン研究者が入り交じって、建設的かつ濃密な討論を行うスクール的な要素を持った場を作ることを第一の目的としてまいりました。学生やポスドクを中心とした若手研究者に発表して頂き、神経発生生物学分野で先端的な研究を行っているベテラン研究者、そして若手研究者同士の活発な議論を通して、問題解決の糸口をつかんだり新しい展開につながったりすることを目指しています。

本討論会でもこの方針に従って、最初に若手同士で自由闊達な議論をして頂きます。次に、第一線のベテラン研究者の方々から研究室の枠を越え、発表者の研究が少しでも良い論文にとしてまとめるためにはどうしたら良いか、プレゼンテーションをより効果的にするにはどうしたら良いかなど、教育的観点からの積極的なコメントをして頂きます。以上の趣旨を鑑み、既に論文発表済みの内容を示す「成果発表」ではなく、現在進行形で進めている内容を含めた発表をして頂くことをお願いしたく思います。このため、全ての参加者にNo Publication Policyの承諾を頂いた上で開催致します。

神経発生討論会の過去の開催実績→ https://sites.google.com/view/amjdn-portal/

成体脳のニューロン新生懇談会について  

About the Adult Neurogenesis Conference   

「成体の脳でもニューロンは新生している」という考え方は、1990年代後半から徐々に神経科学の研究者の間で認められるようになった新しい概念です。この考え方が受け入れられる以前の約100年間、神経科学の教科書には「成体の脳ではニューロンは新生しない」と書かれていました。この「成体脳のニューロン新生」の発見は、それまでのドグマの崩壊、新しいパラダイムの出現と言ってよいでしょう。「成体脳のニューロン新生」はこのような新しい概念であるため、2000年頃、日本には「成体脳のニューロン新生」を研究する大きなグループは存在しませんでした。個々の研究者が独立に小規模の研究グループを立ち上げました。

 「成体脳のニューロン新生懇談会」は、このような小規模の研究グループの研究者同士が、お互いの情報(実験技術、動物、試薬、実験結果など)を交換したり、関連の研究分野を勉強したりするために2003年に結成されました。「成体脳のニューロン新生」は、神経発生・可塑性、記憶・学習、再生医療、神経疾患など様々な分野と関係があるため、懇談会にはこれらの分野に関心のある研究者が集まっています。「成体脳のニューロン新生懇談会」は、それぞれの研究者がこの懇談会を利用することにより、各々の研究を発展させ、日本から世界に向けて真に独創的な研究を発信することを目指しています。

成体脳のニューロン新生懇談会HP→ https://adultneurogenesis.jimdofree.com/