数理科学者と解く!神経科学のオープンプロブレム@長野

会場:タングラム斑尾 東急リゾート(長野県)

2023年 11月17 日(金)~11月20日(月)

数理科学との連携により神経科学の未解決問題の解決を目指す

本ワークショップは神経科学を発展させるため、数理科学とのコラボレーションを促し、神経科学の未解決問題の解決を目指すものです。近年、神経科学の実験手法は目覚ましい発展を遂げており、得られるデータの高次元化や、マルチドメイン化が加速しています。これらのデータ特性を活用すれば、神経系の情報構造や計算論についてより深い理解が得られるだけでなく、BMI (Brain Machine Interface) などの応用技術にも革新をもたらすことが期待されます。
これを促進するために、神経科学諸分野における課題やデータを数理科学の専門家と共有し、共創の場をつくることが本ワークショップの狙いです。
参考)2022年度第1回WEBサイト

本会議エントリー 9/30(土)参加受付締切

開催概要

未解決問題
公募開始

2023.7.19()‐8.18(金)

今年度の課題の公募を開始します。
※募集は終了しました。ご応募頂き誠にありがとうございました!

参加受付開始

2023.8.8(火)
出題者公開および参加受付開始予定

確定次第お知らせいたします


事前説明会

2023.9.15(金)17:00‐18:00(オンライン開催予定。URLは後日公開します)
企画の趣旨説明を行います

現地参加受付終了

2023.9.30 ()審査結果を後日emailにて通知します
※募集は終了しました。ご応募頂き誠にありがとうございました!

本会議Part1
課題発表会

2023.10月上旬日程は後日確定し次第お知らせ致しますオンライン
課題発表をいたします*審査通過者のみ参加可能

 インキュベーション期間 

本合宿まで質問・議論を行い、

問題理解を深化

本会議Part2
問題解決合宿

2023.11.17(金)-11.20(月)長野県
出題者と審査通過者で問題解決に挑みます
17日は受付・プレディスカッションとなります

会場:タングラム斑尾 東急リゾート(会場WEBサイトはこちら
山に囲まれた大自然の中でのびのびとディスカッションできる環境です!
(住所)長野県上水内郡信濃町古海3575−8

主催者側で一定数の部屋を確保しており、参加登録者の方々には詳細を後日ご連絡いたします。ご不明な点がございましたら、下記問い合わせ先までご連絡ください。

参加費:無料

 事前説明会Zoomにて開催!2023年9月15日(金)17:00〜

今年度の事前説明会を9月15日(金)17:00に開催しました。
以下にアーカイブ動画を公開しておりますのでぜひご視聴ください。

 Q & A

 Q:数理以外のバックグラウンドの人の参加は望ましくないでしょうか?

特にバックグラウンドについての参加制限はございません。数理的に困っている問題がメインのため、問題に興味がある方、一緒に考えていただける方で、数学的な部分で貢献していただける方を募集しております。

 

Q:何か不明点があった場合の問合せ先は?

宮田miyata_ryu@araya.org)、清水(shimizu_mayumi@araya.org)両名宛にメールでご連絡いただければと思います。また、随時ホームページで情報を更新いたします。

 

Q:出題者のどのに割り振られるかはどのように決まりますか。

⇒特に決める予定はございません。自由に行き来していただければと思います。会場では出題者ごとにテーブルをご用意しております。全てのテーブルに参加していただいても一つのテーブルで議論を深めていただいても問題ございません。休憩もご自由にお取りください。
コーヒーとお茶菓子をご用意しております。

 

Q:論文化はそれぞれの出題者で独立に出版を目指しているのですか。

⇒問題が解決されれば1本の論文になりますが、議論の中で単純に各課題が独立して論文になる可能性もありますし、2つが一つに融合する可能性もあります、また複数の論文になる問題も含まれている可能性もあります。解決した問題ごとに論文になると考えていただければと思います。基本的に問題の共有と議論を目指し、出題者はそれぞれ問題を解決し究極的に論文をめざしておりますが、必ずしも論文にしなければならないということではございません。

 

Q:今回の説明スライド、事前説明会動画はどこかで閲覧できますか

⇒ホームページに掲載予定です。

 

Q:参加登録では宿泊分を事前に支払いをして参加費として領収書がでますか、もしくは個別で現地で支払いでしょうか。

⇒宿泊費は個別で現地フロントにてご精算ください。ホテルのお部屋はオーガナイザー側にて手配しております。また、期間中に懇親会を予定しております。こちらの参加費は会場にて現金にてお支払いください。主に懇親会のお食事代として頂戴いたします。こちらの詳細は参加申し込みをいただいた方に別途ご案内いたします。

Q:学生でも参加できますか?

A:修士の方などでも参加可能です

 

Q:神経科学や知識はどの程度必要でしょうか。

⇒必要ありません。こちらでご説明させていただきます。


出題者

磯村 拓哉

理化学研究

ユニットリーダー

1988年愛知県生まれ。2012年東京大学工学部精密工学科卒業。2017年同大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻博士課程修了。博士(科学)。同年理化学研究所脳科学総合研究センター基礎科学特別研究員。2020年より現職。理論神経科学の研究に従事。脳の知能が持つ普遍的な特性を数理的に記述する理論の構築を行なっている。

キーワード:自由エネルギー原理、能動的推論、生成モデル、リバースエンジニアリング、脳型人工知能、神経回路、シナプス可塑性、学習アルゴリズム、ベイズ推論

近添 淳一

株式会社アラヤ

チームリーダー


東京大学大学院医学系研究科で医学博士と博士号を取得。 トロント大学およびコーネル大学にてAdam K. Andersonのもとでポスドクを行う。 生理科学研究所准教授を経て、2021年アラヤ入社。 2021年10月より、学術変革領域研究B「情動情報学」の領域代表を務める。専門は神経科学で、機能的MRIを用いた認知機能研究をしており、特に近年は、人工神経回路と脳の階層構造の類似に興味を持っている。趣味は夏フェス巡り。

早水 桃子

早稲田大学

理工学術院 准教授


2010年東京大学医学部医学科卒業。2017年総合研究大学院大学統計科学専攻博士後期課程修了、博士(統計科学)を取得。2017年統計数理研究所モデリング研究系助教、2020年早稲田大学理工学術院講師、2022年より現職。生命科学に関する数理とアルゴリズムの研究に従事。専門分野は離散数学、理論生物学、計算生物学。特に系統樹や系統ネットワークなどのグラフを活用したデータ解析手法に興味を持っている。


村山 正宜

理化学研究所 

チームリーダー

1977年宮城県生まれ。2006年  東京薬科大学大学院 生命科学研究科 博士課程修了(博士 生命科学)。同年 ベルン大学生理学部博士研究員。2010年より現職。マウスを用いてシステム神経生理学的アプローチによる知覚とその記憶の脳内メカニズムの解明を目指す(Manita te al., Neuron 2015, Miyamaoto et al., Science 2016)。最近では、覚醒・睡眠中のマウス大脳新皮質から細胞レベルでの大規模カルシウムデータを取得し、脳の機能的ネットワーク構造がスモールネットワークであることを見出している(Ota et al., Neuron 2021)。本会議では、どのような実験をしてどんな解析をしたらどんな知見が得られるかなど、今後の研究に向けた夢のある議論を皆さんとしたい。

オーガナイザー

大泉 匡史

東京大学 

総合文化研究科 准教授

東京大学理学部物理学科卒業後、東京大学大学院新領域創成科学研究科にて博士号を取得。理化学研究所、米ウィスコンシン大学、豪モナシュ大学にてポスドクとして研究活動を行う。その後、株式会社アラヤにマネージャーとして在籍。2019年4月より東京大学総合文化研究科准教授。理論神経科学、特に意識の理論的な研究に従事している。

笹井 俊太朗

株式会社アラヤ 

取締役 Chief Research Officer

2013年に東京大学大学院教育学研究科にてPhD取得。渡米し、University of Wisconsin-Madison医学部研究員として、意識の神経メカニズムの研究に従事。意識の統合情報理論の提唱者と共に理論の構築と検証に取り組む。意識の神経基盤に対応する脳部位の特定に寄与する成果を挙げたのち、2020年11月に株式会社アラヤに入社し、2022年4月より現職。意識理論を応用した「心をつなげるBMI」の社会実装を目指し、神経科学とAIの融合領域における基礎研究と、それを応用した新たなニューロテックプロダクトの開発を進めている。 

田中 一成

早稲田大学 

国際理工学センター  准教授

早稲田大学大学院基幹理工学研究科にて博士(工学)を取得。同大学助教、研究院講師を経て、2023年より現職。偏微分方程式(特に反応拡散モデル)を対象とし、精度保証付き数値計算を用いた計算機援用解析の研究に従事。2021年よりJST創発的研究支援事業の支援を受け、精度保証付きニューラルネットワーク数値計算理論の確立を目指している。趣味は反応拡散モデルの研究に興味を持つきっかけとなった日本酒とボルダリング。 

小松 三佐子

東京工業大学 

科学技術創成研究院

特任准教授 

東京都立大学理学部物理学科卒業後、東京工業大学大学院総合理工学研究科にて博士号(理学)を取得。理化学研究所リサーチアソシエイト、研究員として、ニューラルネットワーク、電気生理学を用いた研究に従事。現在、東京工業大学科学技術創成研究院特任准教授。霊長類(マーモセット)の広域皮質脳波(ECoG)計測技術を開発し、脳広域の情報処理機構の解明を目指している。 

お問い合わせ

ご質問等ございましたら、下記両名宛にご連絡ください。

宮田:miyata_ryu@araya.org

清水:shimizu_mayumi@araya.org


個人情報の取り扱いにつきまして

お問い合わせ、お申込み、ご応募等でいただきました個人情報につきましては、

本会議および事前説明会を遂行する目的以外では使用いたしません。

主催: JST ムーンショット型研究開発事業 目標1金井プロジェクト Internet of Brains

共催: 学術変革領域研究A「クオリア構造学の創成 学術変革領域研究A「予測と行動の統一理論の開拓と検証」、JST 創発的研究支援事業「精度保証付きニューラルネットワーク数値計算理論の確立