ようこそ
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“ナチュロバロリスの森”へ
“ナチュロバロリスの森”へ
ここには季節の香りがあります。
桜がほころんで待ちわびた春の扉が開くと、雪解けの土手からは若菜が一斉に芽を出し、山や林から筍や蕨、タラの芽等山菜たちとテーブルへと急ぎます。
真っ赤な露地イチゴや豌豆の緑はプレートに華やぎを添え、地元の果樹園から届く桃の甘い雫はスイーツに冷たいパスタやロースト料理に甘く溶け合います。
陽ざしがまぶしい畑の多彩な夏野菜は魚介の旨みを誘い出し、ヨーロッパ生まれの無花果は前菜に異彩を放ち、紫芋は高貴なスープに。
初秋の風があたりを褐色に変える頃には銀色に輝く新米は心躍らせ、栗やきのこの贈り物との滋味に酔わされます。
やがて、燃え立った紅葉の葉を踏みしめる頃、但馬にはカニ便り。白い季節が近づいて甘く育った根菜たちとその向こうにたゆたう温かな湯気・・・。豊かな大地の恵みに包まれて里山の幕を閉じていきます。
「とってもごちそうさまでした」