研究種目:基盤研究(C)
研究課題番号:23K03392
研究期間:2023年4月1日~2028年3月31日
研究種目:新学術領域研究(研究領域提案型)
研究課題番号:21H00076
研究期間:2021年4月1日~2023年3月31日
研究種目:新学術領域研究(研究領域提案型)
研究課題番号:19H05106
研究期間:2019年4月1日~2021年3月31日
研究種目:新学術領域研究(研究領域提案型)
研究課題番号:18H04590
研究期間:2018年4月1日~2020年3月31日
研究種目:基盤研究(C)
研究課題番号:17K05415
研究期間:2017年4月1日~2022年3月31日
研究種目:新学術領域研究(研究領域提案型)
研究課題番号:16H00871
研究期間:2016年4月1日~2017年3月31日
研究種目:新学術領域研究(研究領域提案型)
研究課題番号:15H01037
研究期間:2015年4月1日~2016年3月31日
研究種目:基盤研究(C)
研究課題番号:24540272
研究期間:2012年4月1日~2017年3月31日
ヒッグス粒子の理論的解明(2013年度)
ヒッグス粒子は、究極の物理法則を理解するためにも、我々の宇宙がどの様にして作られたのかを知るうえでも、非常に重要な役割を果たす。そのため、ヒッグ ス粒子は、世界中の大学や研究所で、理論的、実験的、共に盛んに研究されている。実験的には、2012年7月4日にLHC実験で新粒子の発見が発表され、 それがヒッグス粒子である可能性が高いと、日本でもトップニュースとして報道された。しかしながら、この新粒子が本当にヒッグス粒子だとしても、未だ、 ヒッグス粒子が本当に素粒子なのか? そして、ヒッグス粒子が引き起こす相転移のメカニズムは何か? 等、ミステリーのままである。ヒックス粒子は、超伝 導のクーパー対の役割をして、相転移を引き起こし、それが万物の質量の起源になるが、その詳しいメカニズムは全くわかっていない。そもそも、クーパー対が 電子2つから構成されているように、ヒッグス粒子も複合粒子である可能性も十分にあり、ヒッグス粒子の起源自体が謎である。そして、今回、LHC実験で発 見された新粒子がヒッグス粒子だとすると、その質量は125GeV程度であるが、この重さの質量は、量子効果を考慮した理論的見地から考察すると、標準理 論の枠組みでは説明が難しく、標準理論を超える新しい物理の存在を示唆している。上記のヒッグス粒子に関する疑問を理論的に研究して、素粒子の標準理論を超える新しい物理を発見することを本研究の目標としている。