いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために、さまざまな障害が起こり、生活する上での支障が、おおよそ6ヶ月以上出ている状態を言います。
認知症は誰でもなる可能性があります。決して他人事ではありません。
認知症を引き起こす原因(原因疾患)は70種類以上あると言われています。
アルツハイマー型の認知症が約3分の2を占めています。これに脳血管性の認知症、レビー小体型認知症が続いています。「認知症=物忘れ」と思われがちですが、原因となる疾患により、起こる症状も違ってくる場合があります。「もしかして・・・」と思ったら必ず相談をしましょう。
また認知症の症状を引き起こす疾患の中には、正常圧水頭症や脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、甲状腺疾患のように治療により改善するものもあります。必ず医師による診察を受けるようにしてください。
認知症の人の3分の2がこのアルツハイマー型の認知症だと言われています。アルツハイマー型認知症は、大脳の一部にβアミロイドというたんぱく質のゴミがたまり、神経細胞のネットワークが壊れることで発症します。
アルツハイマー型認知症では、比較的早い段階から記憶障害(忘れっぽくなった)、見当識障害(時間や場所、人物が分からないなど)、不安、うつ症状などが出やすくなります。そのため置き忘れ置き忘れ・片付けたことを忘れるなど、常に探し物をしていることが増えます。 他にも、ついさっき話した人の名前を忘れる・新しいことが覚えられない(記銘力障害)・物の名前を思い出せない(健忘性失語)など、 言葉に関する記憶の喪失 が特徴的です。
脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素がいきわたらなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れることで発症します。
意欲が低下したり複雑な作業ができなくなったりします。脳梗塞などを発症するたびに進行することが特徴です。
脳血管性認知症では、記憶障害や認知機能の著しい低下などがあります。 人によっては歩行障害や嚥下障害などの運動神経症状が現れることもあります。 そのほか、初期症状からせん妄、幻視、情緒不安定などがみられるのも、脳血管性認知症の特徴的な症状です。
レビー小体型認知症では、記憶障害を中心とした認知症と、動作が遅くなり転びやすくなるパーキンソン症状、繰り返す幻視がみられます。しかし、患者自身には病気であるという認識がありません。男性の方が女性の約2倍発症しやすく、他の認知症と比べて進行が早いのが特徴です。
引用:認知症サポーター養成講座標準教材・認知症を学び地域で支えよう(全国キャラバン・メイト連絡協議会作成)
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