認知症になると「何もできなくなる」「何もわならなくなる」と思われがちです。認知症は進行する病気ですが、最初から何もかもができなくなるわけではありません。
特に初期の段階では、認知症の本人も不安を抱えながら生活をしています。近くにいる人が理解をして一緒にいてくれることが、大きな安心になると思われます。
もの忘れはありますが、日常生活は自立しています。周りが物忘れに気づく前に、本人が気づいて不安を抱えていることもあります。
さりげなくフォローしてもらえると、安心して生活が出来ます。
MCI(軽度認知障害):日常生活に支障をきたす程度には至らないため認知症とは診断されないが、記憶障害と軽度の認知障害が認められ、正常とも言い切れない中間的な状態をMCIと呼びます。MCIと診断された人の半数以上に、その後アルツハイマー病当への進行がみられるとのデータがあります。一方、この状態に長期間とどまったり、正常に戻る人もいます。この段階で脳の活性化を図る事や運動習慣は、認知症の予防に重要であると言われています。
同じものを買ってくる、料理や片付け・計算などのミスが目立つ、重要な約束や予定を忘れる、火の消し忘れ、意欲の低下などが見られることがあります(すべてが同時に出るわけではありません)。ですが周囲の人に認知症についての正しい理解があれば、少しの支援で生活が成り立つ可能性があります。
また本人の変化(できていたことができなくなる様子)を見て、家族が「こんなはずじゃない」と混乱する時期でもあります。認知症の人を介護する家族同士での交流の機会も有効です。⇒常滑市認知症介護家族交流会(外部リンク)を参照
必要に応じて介護サービスの利用も検討をする時期になります。介護サービス(介護保険)の相談は、高齢者相談支援センターへお問合せ下さい。⇒高齢者相談支援センター(外部リンク)
季節に合った服が着られない、使い慣れた道具の使い方がわからない、着替えや入浴を嫌がる、薬の管理ができない、たびたび道に迷う、攻撃的な態度、などが見られることがあります。
少しずつ介護の手が必要になりますが、身体機能が自立している場合もあり、適切に介護サービス等を利用したり、必要な声掛けをしたりすることで、慣れた自宅での生活を継続できる可能性があります。
着替えや食事がうまくできなくなる、トイレの失敗が多くなる、家族の顔や名前がわからなくなる、話さなくなる、意志の疎通ができないなどの症状が見られることがあります。
介護サービスとしては、家族の負担を軽減することも視野に入れながら、通所(デイサービス)や泊り(ショートステイ)などを上手に利用することが必要になってきます。家族の負担も大きくなってくるため、専門職の手をしっかりと借りながら支援をしていきます。
運動機能が低下し、歩いたり食べたりすることが困難になります。寝たきりの状態になる可能性があります。
生活全般の支援が必要になります。通所サービス、訪問サービス、泊りサービスなど必要なサービスを組み合わせ、支援をしていきます。
引用:常滑市認知症ガイドブック