ダイゼン

Pluvialis squatarola (Linnaeus, 1758)

レア度:たまに見られる(春、夏)

形態:全長30㎝程度のチドリ類で、ハトよりわずかに小さいくらい。嘴は直線的で、頭長より短い。目が大きくて可愛らしい顔つきに見える。夏羽は顔から腹が黒く、コントラストの強い配色となるが、函館湾で夏羽を見る機会は少ない。冬羽・幼羽では顔から腹は白く、全体的に色味に乏しい。一方、季節や年齢にかかわらず、脇の下は黒い(この特徴は類似種のムナグロには見られない)。

生息域:春・秋の渡りの時期に函館湾に立ち寄る。春は少ないが、秋はほぼ毎年目撃される(9月頃)。同様のタイミングに近縁種のムナグロが飛来するが、ムナグロは内陸部に多く、本種は海岸に多い。

生態:「ピューイ!」と鳴く。

2019年9月 山上採餌中
2019年9月 山上採餌中
2019年9月 山上
2019年9月 山上
2020年5月 山上夏羽
2020年9月 山上