クロソイ

Sebastes schlegelii, Hilgendolf 1880

レア度:

形態:北海道で「そい」といえば、本種もしくは「まぞい」と呼ばれるキツネメバル S. vulpes を指す。本種は最大60㎝くらいにまで大きくなるが、港からの投げ釣りや磯で見られるものは20㎝程度までの個体が多い。体側面には白、黒、茶色などの斑模様があるが、大きくなるにつれて一様に黒っぽくなる。眼の下から伸びる2本の黒褐色の斜め線が目立つ。眼下骨の下縁、つまり上顎の上縁に沿って、3本の下向きの鋭い棘があり、キツネメバルはこの棘を持たないことで両種を識別できる。他には後頭部に1対の隆起線があること、尾鰭後縁の上下端が白くなることも特徴。鰓蓋にも多くの棘があり、背鰭前方部の棘条も非常に鋭い。

生息域:関東以北に分布する。北海道のダイビングでは、岩礁域でほぼ必ず見られる。

生態:関東以北に分布する。北海道のダイビングでは、岩礁域でほぼ必ず見られる。 胎生の魚であり、5~6月に出産期がある。

その他:煮つけでも刺身でも、何をしてもとてもおいしい。背鰭の棘条や鰓蓋の骨はとても鋭く、素手で触ると高確率で刺さるため注意。

2021年5月20日 こばお刺身にしました。美味しかったです。
2019年8月11日@積丹半島 大友