院長プロフィール  

ながしま施術院 院長 長島(ながしま)東吾


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鍼と心と身体をめぐる道  


**身体と向き合い続けて四半世紀。**  

鍼と心理学、そして武術の道を通してたどり着いた、現在の施術スタイルがあります。


中学時代に出会ったのは、少林拳(中国武術)。  

「身体の“あるポイント”を押すと、体調が変わる?」  

――そんな興味から、図書館で武道書や中医学の本を読みあさる日々が始まりました。


高校時代には、板橋の全日本中国拳法連盟へ。  

太極拳の威力を体感し、「これは本物だ…」と入門。  

少林金鷹拳を学び、練習に励みました。  

大学受験を機に一度道場を離れるも、  

“身体と心”への関心は変わることなく持ち続けていました。


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心理学との出会い  


大学では心理学を専攻し、「人の心の仕組み」に深い関心を抱いていました。  

凝り性な自分は神保町を巡り歩き、心理学の専門書を次々に収集。  

「心理学の仕事も楽しそうだな」と思っていたものの、当時はまだ心理学系の就職先がほとんどありませんでした。


迷った末に、「やはり自分は東洋医学、鍼の道を進んでみたい」と心を決めました。


せっかく集めた心理学の本は、捨てるのも古本屋に売るのも忍びなく、  

当時参加していた**パソコン通信**の本好きコミュニティで仲間たちに配っていきました。  

そこでは、お互いに本をすすめ合い、読み合い、語り合う――そんな読書の喜びを共有できる快適な空間が広がっていました。


今でこそ、インターネットを通じた集まりは当たり前ですが、  

当時はネット黎明期。あの時間はとても貴重な体験でした。


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鍼灸の世界へ  


青砥の国際鍼灸専門学校に入学し、平成10年(1998年)、  

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。


その後は整形外科・接骨院・マッサージ院など様々な現場で臨床経験を重ねました。  

特に、狭山の接骨院では鍼施術を自由に任される環境があり、  

“多数鍼”によるアプローチを試行錯誤できたことが今の技術の礎となっています。


「やさしい刺激で、深く効かせる」――  

現在の施術スタイルはこの時期に形づくられました。


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武術と指圧、そして開業  


鍼だけでなく、「身体の動き」「気の流れ」にも興味が強く、  

八光流柔術に入門。さらに、皇法指圧の学びも重ねました。


これらの経験を活かし、平成18年(2006年)、  

地元・伊奈町にて**ながしま施術院**を開業。


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日々、患者さまと向き合って  


患者さまの「よくなった!」のひと言が、何よりの励みです。  

もちろん、施術がうまくいかず悩むこともあります。  

でも、それは学び直すチャンス。


文献を読み返し、ネットで調べ、仲間に相談しながら、  

自分の引き出しを増やす毎日です。


これからも、心と身体を“その人らしく整える”施術を探求しながら、  

一人ひとりに寄り添う治療を続けてまいります。