■管理人の徒然記
当サイトの管理人について知りたいという意見はありませんが、自己紹介の意味を兼ねて、思うがままに綴るコーナです(気が向いたら更新します)。あやしうこそ物狂ほしけれ。
■管理人の徒然記
当サイトの管理人について知りたいという意見はありませんが、自己紹介の意味を兼ねて、思うがままに綴るコーナです(気が向いたら更新します)。あやしうこそ物狂ほしけれ。
アートに関するよもやま話はこちら。ツイッター始めました。(2021年7月3日)
第2話 『空を見上げる』
アートに興味を持って変わったことは、空を見上げるようになったことです。以前、母親と一緒に夜道を歩いている女の子が、大きい月があると声を上げたので、たまたま後ろを歩いていた私もつられて顔を上げると、落ちてきそうなほど大きな満月が浮かんでいて、なぜこんな大きな月が目に入らなかったのかと愕然としたことがあります。見ているようで見ていない。アートは「観察」と「思索」の繰り返しが形になったものだと思います。鑑賞はそれを解いていくことかもしれません。アートに興味を持てば、自然と視野が広がっていくことを実感できます。
この写真は灰色の雨雲、太陽に照らされて輝くちぎれ雲、雲から垣間見える青い空が印象的です。特別な天気を狙って撮影したわけではありません。日常の空は、思いのほか面白い。(2021年3月20日)
第1話 『始まりの壺』
友人に連れられて2018年のアートフェア東京に行き、平良志季さんの『封じ壺』を購入したことがすべてのはじまりです。それまでアートには全く興味がありませんでした。美術館に飾られている絵画はガラスの向こう側、自分とは無縁の世界と思っていました。そのため、アートを「買う」ということがとても新鮮に感じました。アートフェア東京は、5時間くらいブースを歩き回っても疲れを感じないほど楽しかったです。以来、美術館や画廊に足繁く通うようになりました。『封じ壺』は、平良さんが描く壱目様という妖怪が、封じられた壺をあけ、怪しげな煙が立ち込める作品です。私にとっては、アートへの関心が開かれた『始まりの壺』として記念碑的な作品になっています。(2021年3月16日)