最近の「移動動物園」の新しい動向とビジネスモデル変化
1. 目的の変化:娯楽から「教育・福祉・地域交流」へ
昔:動物とふれあう“体験型エンタメ”
今:動物を通じた情操教育・命の学び・癒しが中心
小学校・保育園・福祉施設・高齢者施設などで
「どうぶつセラピー/命の授業」として開催
被災地支援や、心のケアイベントへの派遣も増加
2. 開催場所の多様化
公園・商店街・道の駅・ショッピングモール・イベント会場などで実施
地域集客イベントのコンテンツ化(商店街・自治体・住宅展示場など)
観光地・キャンプ場・リゾート施設への長期出張型も登場
例:「移動どうぶつパーク」「ふれあい牧場キャラバン」など
3. DX・SNS連携型モデル
来場者が撮影・投稿しやすいように、
“映える”フォトブース・動物紹介ボードを用意
SNS投稿を促す「#どうぶつとふれあう日」などの拡散キャンペーン
予約・集客をLINE公式アカウントやInstagramで行うケースも
→「出張スケジュール」「空き状況」「動物紹介」などをデジタルで管理
4. 動物福祉(アニマルウェルフェア)への配慮
過密飼育・過剰移動の見直しが進む
動物へのストレス軽減・滞在時間制限・休憩スペース確保
飼育員による教育・解説型プログラムを重視する流れ
例:「ただ触る」ではなく「観察し、学ぶ」「動物の気持ちを考える」体験型教育
5. 新しい収益モデル
<モデル内容例>
①出張サービス型
幼稚園・学校・商店街イベントへ派遣(1日10〜30万円規模)
➁企業コラボ型
住宅展示場・カーディーラーなどが集客目的で依頼
③チケット販売型
モール・公園などで入場料制イベント(500〜1,000円)
④グッズ・写真販売型
撮影サービスやオリジナルグッズで収益補完
⑤定期訪問契約型
保育園・介護施設と年間契約(情操教育・アニマルセラピー)
6. サステナブル/教育連携の広がり
廃校・空き地・牧場跡を活用した「地域動物ふれあい拠点+移動ユニット」
動物愛護・環境教育プログラムとして自治体・学校と連携
「命を大切にする教育」「共生社会」をテーマにした出張授業化
7. 関連分野との融合例
組み合わせ内容
①商店街イベント
七夕・春まつり・感謝祭に合わせた「ふれあい動物ひろば」
➁福祉・介護施設
アニマルセラピー・リラクゼーション活動
③ 観光・アウトドア
キャンプ場での動物ふれあい体験・エサやり
④教育
小学校・保育園での「命の学び」授業
⑤移動水族館・移動植物園
生き物体験複合イベント(動物+魚+昆虫)
8. 今後の方向性
移動×教育×癒し×地域共創の複合モデルが主流へ
移動動物園+移動水族館+フードトラック+音楽イベントなど、
→ **「地域循環型エンタメ」**としての進化が進行中