データの分散管理によるこころの自由と価値の共創

Members

橋田 浩一

理化学研究所 革新知能統合研究センター 社会における人工知能研究グループ グループディレクター

プロジェクトマネージャー

東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター センター長・教授

研究開発課題1-1「分散型サービスの開発と運用」課題推進者

パーソナルデータ(PD)の分散管理とそれに基づくパーソナルAIの研究をしています。PDの分散管理のためのソフトウェアツールをプロジェクトの内外に提供して分散管理の社会実装を進めます。

山本 龍彦

慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授

慶應義塾大学グローバルリサ―チインスティテュート(KGRI)副所長


研究開発課題1-2「分散管理の法理」課題推進者

パーソナルデータ(PD)を用いてAIを社会実装する仕組みや運用によって生じるメリットや課題について、法学の観点から分析を進めています。特に、自己情報コントロール権(情報自己決定権)とパーソナルAIの関係性に注目しながら、憲法・個人情報保護・信託等に跨る領域横断的な研究を進めます。 

戸谷 圭子

学校法人明治大学

専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 教授


研究開発課題1-3 「分散管理の社会受容性」課題推進者

パーソナルデータの分散管理に基づくサービスを利用する際、AIが判断すべき内容と水準を、法制度面及び社会の受容性の面から明らかにすることを目指します。 

開 一夫

国立大学法人 東京大学 大学院総合文化研究科 教授

研究開発課題2-1(a)「分散発達研究データ基盤(a)」課題推進者

分散PDSを用いて、長期的かつ縦断的な発達研究を実施します。

こころの安らぎや活力を増大させるには、幼少期からの発達的視点に立った研究が重要となります。

ある人のある時点での「幸せ」は、その人の過去の経験と未来への展望に大きく依存するからです。

一見すると当たり前ですが、これまでの認知科学・心理学では一人ひとりの詳細かつ長期的な個人データ(PD)を取り扱う枠組みが存在しませんでした。

長期的・縦断的な発達研究のためには、個人(子ども)に名寄せされたPDを長期的かつ安全に運用することが必要となります。

このプロジェクトでは、発達科学の新しい枠組みとして分散PDSを活用することを目論みます。

森口 佑介

京都大学大学院文学研究科  准教授

研究開発課題2-1(b)「分散発達研究データ基盤(b)」課題推進者

子どもの認知・脳発達に関する研究をしています。子どもおよび養育者を対象とし、分散管理されたパーソナルデータ(PD) を別組織が活用する仕組みを構築します。 

鹿子木 康弘

国立大学法人 大阪大学 大学院人間科学研究科 教授

研究開発課題2-1(c)「分散発達研究データ基盤(c)」課題推進者

分散管理されたパーソナルデータの研究利用に関する仕組みづくりとその運用を、研究課題 2-1(a)および 2-1(b)と連携しながら進めています。