“もしもデザイン”ワーク は、
子どものやさしさのセンサーをくすぐる
ちょっとふしぎな工作教室です。
むずかしい勉強ではなく、
ユニバーサルデザインを“感じて学ぶ”時間。
みんなの想像が、未来のやさしさをつくります。
「ユニバーサルデザインって、むずかしそう…」
そんな声をよく聞きます。
でも、子どもたちの もしも から始めてみると、
世界の見え方がちょっとやさしく変わります。
このワークショップでは、
「みんなが使いやすい」「みんなが楽しめる」って
どういうこと?を感じながら工作します。
たとえ小さな気づきでも、
それが誰かを想う最初の一歩になる。
いっしょに、やさしさをかたちにする冒険を
してみませんか?
子どもたちと一緒に、頭と手と心を動かして、
笑いながら楽しむ時間にしたいと思っています。
“もしもデザイン”ワーク は、
発想 → 実行 → 共有 のサイクルを
子どもたち自身の手で
回していくワークです。
✓ 発想(Imagine)
“もしも〜だったら?”と想像して、やさしさのアイデアを考える。
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✓ 実行(Make)
廃材や身近な素材を使って、アイデアをかたちにする。
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✓ 共有(Share)
できあがった作品を見せ合い、「どう感じたか」を言葉で伝える。
むずかしい理科や算数のようでいて、
じつはとっても“人のこと”を考える時間。
STEM教育のエッセンスを、
“デザイン”という楽しい実験のかたちで
体験します。
やさしさをエネルギーに、子どもたちの中にある
「感じる力」「考える力」「伝える力」を育てる
ワークショップです。
やさしさは、ふしぎな力。
自分とはちがう誰かを想像しながら、
一人ひとりがもつ“やさしさ”を、
デザインでかたちにしていきます。
子どもたちの“もしも”から生まれた、小さな発明たち。
ここで紹介するのは、実際に長男といっしょに考えて、
つくってみた作品です。
身近な材料でも、想像力しだいで
「やさしさの道具」は生まれます。
工作が得意でも苦手でも大丈夫。
大切なのは、“こんな人が困っているかも?”と想う気持ちです。
世界をちょっとやさしくするヒントが、
きっとみんなの中にもあります。
- こまったひとがどこにいるかわかる道具 -
道具名:ミンナサーチャー
Minna Searcher
転んじゃったり、荷物を落とした人がこのヘッドホン型の道具をつけてボタンを押すと、周りのスマホの地図にピンが出て、近くの人が助けに行けるしくみ。
右のボタンで「助けて〜」の電波を発信。つまみで電波の届く距離を調整できます。
インカムもついていて、近くの人とお話ができるよ。そして最後には「ありがとう〜」を発信できるボタンもあります。
頭の上についている3つのトゲトゲが、やさしさの電波を広げるアンテナになっています。
-『耳の聞こえない友達へ“気持ち”を届ける道具 -
道具名:気持ち伝言拡声器
Kimochi dengon Megaphone
拡声器のように口を当てて、持ち手のボタンを押しながら声を出すと、その声が壁にプロジェクターのように映し出され、言葉や感情が目で見えるかたちに変わります。
音の代わりに“見える声”でつながる、新しい伝え方の道具です。
※阿佐ケ谷美術専門学校の生徒さん作成の作品です。とっても素敵!
- 信号を勇気を持って渡れる道具 -
道具名:キャタピー シューズ
Cata-p Shoes
目が見えない人が信号を渡るとき、きっと少し勇気が必要だと思う。
そんなときは、この「キャタピー」があれば大丈夫。キャタピーをはいてボタンを押すと、靴底からキャタピラーとジェットエンジンが出てきます。
左足の先についている青いアンテナが、まわりの情報をキャッチ。青信号になると、自動で前へ進んでくれるしくみです。
キャタピーは、“勇気の一歩”を応援してくれるやさしくて頼もしい相棒です。
- 優先席を増やせるシート -
道具名:OTASUKEシート
Otasuke Sheet
優先席はいつもいっぱい。本当に必要な人に座ってもらいたい。電車でもカフェでも。いつもの席にこのカバーをかけるだけで、どこでも“やさしい席”に早変わり。思いやりを、だれでも増やせるデザインです。
小さく折りたためて持ち運びもかんたん。座る人の気分がよくなるように、ほんのりいい香りがします。
透明なのは、座る人がカメレオンのように自分の好きな色を選べるしくみだから。
カバーのかわいいキャラクターたちがピカピカ光って、「ここに席がありますよ」と、そっと教えてくれます。
“もしもデザイン”ワークは約2時間のプログラム構成です。
子どもたちは「考える → つくる → ためす → ふりかえる」の
流れで、ユニバーサルデザインの考えを体験します。
スケジュールはあくまで目安です。
子どもたちの様子を見ながら、時間を前後させたり、
内容を少し変えたりすることがあります。
なるべくたくさん“つくる時間”を取って、
ゆっくり夢中になれる時間にしたいと思っています。
① ユニバーサルデザインって?(10分)
身近な事例を使って紹介します。
② “もしもデザイン”ワークの説明(10分)
想像の世界を体験しながら、やさしさのアイデアを考える時間です。お題のストーリーをもとに、自分のアイデアを決めます。
③ 発想タイム(15分)
頭の中で“もしも”を広げて、スケッチやメモでアイデアを出し。
自由に考えてOK。否定しない・楽しむ・思いついたら描く!を大切に。専用の「もしもシート(ワークシート)」を使って進めます
④ つくる時間(50分)
段ボールや紙などの廃材を使って、アイデアをかたちにします。
大人の先生も一緒に手を動かしながら、子どもたちと同じ目線で
工作を楽しみます。
⑤ ためして気づく(25分)
できあがった作品を実際に使ってみる時間。
「どう感じた?」「何が使いやすかった?」を話しながら改良します。
⑥ 共有・ふりかえり(15分)
作品を紹介し合い、やさしさの発見をシェア。
共有を通じて更に子どもたちのやさしさを深めます。
宇都宮 幹 / うつのみや みき
グラフィックデザイナー/“もしもデザイン”主宰
福祉とデザインをつなぐ活動を行い、子どもたちが安心して挑戦できる環境づくりを目指しています。
インクルーシブ教育やユニバーサルデザインの視点を大切に、“やさしさをかたちにする”体験プログラムを企画・実践しています。
また、地元ラグビークラブでは広報活動を通じて、子どもたちの成長を応援しています。
1979年生まれ、広島県呉市出身。グラフィックデザイナーとして、街の飲食店から大手企業まで幅広いプロジェクトに携わり、主にデザイン計画の立案、進行管理、クライアントとのコミュニケーションを担当。これまでにロゴマーク、パンフレット、商品パッケージ、Web・動画ディレクション、内装イメージなど多岐にわたる分野での実績を持つ。近年は福祉分野に活動の軸を広げ、これまで培ってきたデザインアプローチとコミュニケーションスキルを活かしながら、ユニバーサルデザインや自助具開発に取り組んでいる。「やさしいデザインでやさしい社会をつくる」という思いを原動力に、教育現場や地域社会と連携しながら活動を続けている。
【主な活動歴】
2025年:一般財団法人たんぽぽの家「Art for Well-being 伴走型実践プログラム」
2025年:東京都産業技術研究センター主催 「Tokyo ものづくり Movement ―未来のものづくりベンチャー発掘コンテスト2025―」ファイナリスト
2025・2024年:小学校総合学習(4年生対象)にて「ユニバーサルデザイン」をテーマにゲストティーチャーを担当
2023年:「3Dプリント自助具デザインコンテスト2023」最優秀賞受賞
【資格・関連活動】
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントキッズインストラクター™
公益社団法人 子どもの発達科学研究所 アドバンスコース修了
初級パラスポーツ指導員
ミニ、タグラグビークラブ 広報
インクルーシブ教育支援員プログラム受講
< 日 時 >
12月7日(日)10時〜12時半
< 講 師 >
宇都宮 幹(グラフィックデザイナー/もしもデザイン)
< 対 象 >
小学3〜6年生
< 定 員 >
20名
< 会 場 >
阿佐ケ谷美術専門学校
〒166-0011 東京都杉並区梅里1丁目3−3
< 参加費 >
1,000円(材料費・傷害保険料含む)
*参加費は講座当日、受付でお支払いください。
< 準備物 >
・筆記用具
・ノートまたは自由帳
・エプロンまたは汚れてもいい服装
・飲み物
・持ち帰り用の袋
・お家に廃材があればお持ちください。
*学校でもいろいろ準備します。
< ワークの内容についてのお問い合わせ >
もしもデザイン 担当:宇都宮
E-mail:info@littlebylittle.tokyo
< お申し込みについてのお問い合わせ >
阿佐ヶ谷美術専門学校 担当:湯浅・片岡
Tel:03-3313-8655
E-mail:asabikids@asabiedu.jp