2026.9.4
今はロング・ジョンを目指せ
2026.9.4
今はロング・ジョンを目指せ
(課題がたくさん)
今日はスタジオでのレッスンでした。まずは先生にPGAジュニアリーグの結果報告。あまり息子が話したがらないので私から内容を交えてお伝えさせていただく。なんで自分から言おうとしないんだろう。内容が悪くてチームにあまり貢献できなかったのを自覚している。なんで悪かったのか、レッスンの1打目ではっきりと分かってしまう。
トップが浅い。それに引きづられて?インサイドアタックが強い。トップの浅さは息子らしくない。過去の動画を見返すと、「君はジョン・デーリー(John Dalyプロ)か!」と言いたくなるほどのオーバースイングの時期が多かったわけで、3歳の時から今に至るまで浅くなったり深くなったりを繰り返してきたわけですけど、基本、深い。
ただ、先月あたりから「君はジョン・ラーム(Jon Rahmプロ)か!」と見間違えるほど、トップが浅いというか、切り返しが早い。それだと君のパワーでは飛ばないよ。君は浅い方が安定するとは思っていないはず。なぜなら、帝王が深い方が安定すると強調していた動画や文献にしつこいぐらい触れてきたんだから。父の影響を受けまくって。なんで帝王のお言葉を綺麗さっぱり忘れて、軌道&球を安定させようと浅くなってしまったんだろうか。いや忘れてはいないな。飛ばすために切り返しで急いでエイッとなっちゃったんだろうか。
どちらにせよ(どちらもか)、非力版ジョン・ラーム(プロ)になってしまった理由が父には分かる。それは試合のせいである。そう、USKids世界大会とPGAジュニアリーグに出ていなければそんなことにはならなかった。80%の確率で。
まずUSKids世界大会。大人用ドライバーで飛ぶ子もいたし、息子よりも飛ばないけどそれに近い飛距離をジュニア用クラブで叩き出す地元勢ジュニアさんがいた。もっと飛ばさなきゃ、と感じて飛ばしにかかり、切り返しが早くなって、トップが浅くなる。飛ばそうと、ドローを強くかけたくなる。インサイドアタックが強めになる。さらに、安定した玉でグリーンを捉えようと、コントロールショットみたい雰囲気でフルショットせずにアイアン・ウェッジショットを放とうとする。トップが浅くなる。
続いてジュニアリーグ。息子はチーム最年少。当然のことながらペアを組むお兄さんとは飛距離が違う。つられて、自分の球を使ってもらおうと、勝てるわけないのにドライバーで距離を出そうとする。強振する。リズムが早くなる。トップは浅い。ドロー(フック?)で稼ごうと、インサイドアタックが強くなる。でも、パワーがないので飛ばない。で、グリーンを狙うショットはコントロール気味。番手を長くして抑える球。トップが浅い。最終日は帯同できなかったけど、ピンに寄ったショットはちゃんとしたフルショットだったのでは。ロング・ジョンこと、John Dalyプロのように。距離も出て、ベタピンだったのでは。「この距離、僕はアイアンで打つんだ!高い球でキャッチするぜ!」と100%のフルショット。これこそ帝王にベタ惚し、フルショットの大事さを強調された後藤さんが指南されていたこと。ナイスショットは全てフルショットと。前回の投稿に引き続き*1。
「ゴルフの完ペキなショットが、80パーセントの力から生まれるなら、ゴルフは野球にかなわない。だが、ゴルフもまた "真の名プレーヤーは真のフル・ショットをする" のなら、ゴルフと野球は対等だ(p.51)」
これは、ゴルフと野球、どちらが高度な技術を必要とするのか?どちらが難しいのか?と後藤さんが聞かれた時に返す答えだそう。その前段の後藤さんの説明を紹介すると、「完ペキな技術を身につけた投手は、全力投球の方がコントロールがつけやすいのである」。ストライクが絶対必要な時に必ず全力投球するのだと。
息子は高度な技術、完璧な技術を身についていないし、そもそもそんな世界があるのか分かりませんけど、今の未熟な息子だと、全力スイングしたら玉が散りそうだ、と思う一方で、コントロールショットした時よりも振った時の方が良い球が出るケースが多んじゃないかとも思う。印象ですけど。そう思いたいだけか。
今日のレッスンでも、ボールの左をおもっきり叩け、との先生のアドバイスを受けると、めちゃくちゃ良い球が出ていた。フェアウェイウッドでも。もちろん、上からドカーンと打ててるとか、インサイドアタックが少し緩和されたとか、要因が多数ありつつ、そうした適正?ヘッド軌道に近いものが生じるのはフルショットだな、とレッスンを見学していて思うわけです。
"真のフルショット"。コースで打つ球の量が半端じゃない息子。我々親子の方針でもある。ここ数ヶ月をとってもレンジでの球数は全体の2割を切っていると思う。コースでの "真のフルショット" を意識はさせているものの難しい。フルショットの大切さを身に沁みて理解している息子であっても失敗したくないと思い、コントロール気味になりがち。コースでスイングを磨く方針の弱点はそこにある。もう少しレンジで過ごす時間を増やした方が良いのだろうか。レッスン後はレンジで過ごす時間をちゃんととりますけど。まだ4年生だしな、まだまだレンジ練習は先だと思う。先じゃなくて、このままでも良い? よくプロがジュニアに向けて言うことだし、最近トップジュニアのお兄さんが雑誌で記されておられたけど、レンジで基礎練習してちゃんとスイングができてからコースに出るべきだ(or そのように練習してきたよ)、とは私は微塵も思わない。コースでそれをやる。芝かつマイボールで。基礎に徹するとしても、コースだってフラットなライはいくらでもある。基礎基本は別にボールを打たなくても良いのでは... 打たない方が良いのでは...
片山晋呉プロがおっしゃっておられた、スイングがラウンドで削らえていくこと。試合ともなると、その程度が強くなると思う。親子ラウンドではそうならないように、先回りして環境と意識を整えてきたわけですけど、息子にとってさすがに試合では無理。勝つために最善を尽くすという息子の姿勢。試合で課題を得たり自信がついたり、メリットだらけの一方で、やはり基本となるスイングがおかしくなるような気がする。
今日のスタジオレッスンでいただいた動画5本を今さっき見返していて、息子がデカくなったなぁと思う。逞しくなった。身体も強くなったとはず。でも、心配事がひとつ。私がゴルフを息子と始めるにあたってこれは必須、と思ってプランを立ててきた一つの柱というか土台に貢献してきた、いや正確に言うと、これから徐々に貢献度が増すであろうことができなくなってしまった。これは本当にデカい。私のやる気が99%なくなるほどの気落ち。ポカーンと穴が空く。後藤さんと関わる話で、この日本ゴルフ界に40年近く課題として残り続けてきたこと。これこそ先人の知見。息子はそのデカさが分かっていない。まだ9歳で難しいとは思うが、先人に対する敬意がない。思わせぶりで申し訳ないですけど、将来息子がこれを読むはずなので記録としてここに記させていただいて、後藤さんの言葉をお借りして、ここは企業秘密で。
*1 後藤修 (1973), 『オレは飛ばし屋: ジプシーの非常識ゴルフ論』, スポーツニッポン新聞社出版局.