2026.5.9
やはりジュニアにはロフトが寝たアイアンを(軽量で、長さはほどほどに) By Titleist Performance Institute
2026.5.9
やはりジュニアにはロフトが寝たアイアンを(軽量で、長さはほどほどに) By Titleist Performance Institute
(今日もクルクル)
今日は早朝スイミング → 運動教室 → 会長のところ → レンジ(注: 打ちまくり)& ショートコース(最終組)、という流れでした。運動教室のユニフォームでゴルフをする。会長のところでは、Hプロがその昔、雑誌に出まくっていた頃の記事を見せてもらい、その裏話を聞かせていただく。知らない方が良かったかもしれない... エグゼクティブ向けの雑誌にHプロがビジネス論を語っている記事をご本人は大笑いされていたけれど、中身を読んだら、ふむふむと頷いてしまった。私はエグゼクティブとは程遠いところに位置していますけど。
先月新調したクラブ。唯一の欠点はドライバーとフェアウェイウッドが長すぎること。短かすぎたら長く持つことは物理的に出来ないので長いクラブの方が良いに決まっている。短く持てばいいんだから。ただその長さを可能な限り短くしたい。1年弱ぐらい持つ長さぐらいに。ほとんど持つ場所が変わらない感覚程度に。
傍から見たら別に長くないじゃん、となりそうですけど、私からすると確実に長い。特にドライバーはこれまでミニドラの如く短いものを振ってきたから余計に長く感じてしまう。
今月、私がズラズラ書いているクラブの話。先輩方からコメント、アドバイス、ご質問? をいただきました。ありがとうございます。長くて重いクラブ。昔はみんな振ってたじゃん、と。女子はみんな長めだよね、と。将来のスイングにどう影響が出るの?
私には指導経験がありませんし、見てきた数が少なすぎるし、長い時間軸で見てきたわけではないので分かりません。まだ息子は9歳ですし、兄はおりません。
なのでゴルフを親子で始めた当初から、長い期間、数多くのジュニアを見てきた人、できれば世界トップクラスのゴルファーとして成長したジュニアがいたその現場で活動していた人たちの意見を聞きたい、となったのです。アメリカで長年、ジュニアゴルフクラブを開発している人たちはそれに当ると思い、アメリカに行った際には直接聞き、メールやズームでも聞きまくった。その一部については、かつてここでも取り上げさせていただいた。スピードという視点でも。
まさしく今、そして将来、スイングに悪影響はもちろん出るそうですけど、まずもって怪我。いや正確にいうと、2つは密接に関連しているらしい。怪我の要因は長さと重さだけではない(注: ゆったり、バランスよく、大きな筋肉を使ってノロノロ振っても総重量が重ければダメ、遠心力、手先の力み)。そしてこの文脈において、賢人たちに教えてもらったなかで最も驚いたのは、ロフト角も怪我を生じさせる原因となりうること。
私の質問に丁寧に答えたくれたTPIのスペシャリストたち。2024年から、TPI Certified Level 1、Junior Level 2、Golf Level 2と取得する過程で、通常の教材だけでなく、オンラインワークショップや相談フォームでのやりとりがあり、だいぶ知見が深まりました。相当頭でっかちになりました、私は指導の実践をしていないから。創設者のGreg Rose氏とDave Phillips氏が学習動画でもワークショップでも前面に出てこられ、膨大なデータとその分析を踏まえて体系的にゴルフに関する知見をこれでもか、と提示してくる。
クローズドのワークショップや質疑応答での内容をここで紹介するのはアウトだと思うので、既に公になっているTPIのコンテンツがいくつかあるのでそれを紹介します。特に、Greg Rose氏が現場にいて共に考えたことが感じられるもので、文献資料ではなく、馴染みやすい動画として、YouTubeチャネル、Worldwide Golfで紹介されたTPIでのフィッティングでの一コマを*1。
我々親子が平日ホームレンジとしている練習場。併設されたCool Clubs Japan。そのオーストラリアのチーム所属のJack Gilbert氏がTPIでアイアンのTシリーズのフィッティングを受けるという内容です。フィッティングを担当したTitleistのLucas Bro氏。肩書はSupervisor Club Fitting Analyst。T250のLaunch Spec(注: ロフトが寝たモデル、7番で35度)の試打の際に、Greg Rose氏の存在に触れながら "エリートジュニア" の怪我について紹介されています。その前段から引用させていただきます。
「他の4モデルと比べると、これはかなり異なるスペックなので、完全にはうまく組み合わせられません。このモデルには他と比べて特にユニークな点が3つあります。1つ目は、標準ロフトが47度のピッチングウェッジであること。つまり、MBCBラインアップと同じです。2つ目は、セット内の他のクラブより6グラム軽いこと。3つ目は、ボールを高く打ち出してスピンを増やす設計になっていることです。私たちは多くのジュニア選手、特にトップレベルのジュニア選手を見ていますが、良くも悪くもボールを上げようとするあまり、悪いスイング技術を身につけ始めています。現場にいるGreg Rose博士と一緒に見ていると、エリートジュニアの中には、腰や首の早期障害につながりかねないケースもあります。その原因は、不適切なスイング動作です。だから私たちは、ボールをしっかり押さえ込めば自然に打ち出し角は得られる、と教えたい。しかし、それを助ける道具がありませんでした。このクラブは、十分な打ち出し角やスピン量を得られず、必要な最高到達点に届かないプレーヤーを助けるためのものなんです」
Greg Rose氏はカレッジゴルファーやその手前からPGA選手になったゴルファーをデータを含めて数多く触れてきながら、カレッジゴルファーで壁にぶつかった少年たちもそれ以上の数、見てきている。TPIを受講していてそれはビシビシ伝わってきた。一般教材のなかでは、Jon Rahmプロのジュニア時代からの話はとてもためになりました。そのGreg Rose氏、そしてプロたちのフィッティングも担当している賢人たちが、トップレベルのジュニアが「良くも悪くもボールを上げようとするあまり、悪いスイング技術を身につけ始めています」と語り、その「不適切なスイング動作」が「腰や首の早期障害につながりかねない」と説明しているわけです。ロフト角が元で生じる腰と首の怪我。私としては、上述の説明にそってまとめると、ロフト角(1つ目)、ヘッドの重さ(2つ目)、そしてスピン量(3つ目)が、ジュニアのアイアンを選ぶ上で大事であると。
ここでいうジュニアがどの年齢を指しているのか分かりません。息子(9歳)ぐらいだと、通常のアイアンより6g軽いだけでは正直、重すぎます。ジュニア用クラブと比較しないと気づかないと思いますが、スイングも無理が出て、まず指にきます。今息子が愛用中のアイアンだと、13g(翌日修正: 27g)ほど軽いです。これでも重いかなと思う。カレッジゴルファー手前の中高生ぐらいを指しているのかもしれない。先月上旬まで使っていた移行前の同じシリーズのモデルでサイズ違いだけですけど、27g(翌日修正: 40g)ほど軽い。T100のロフトを限界まで寝かせて軽量化した実験用モデルを1本作ったことがありますが、見た目が、ん… という感じで、それ以前に重すぎた。それよりはT250のLaunch Specが良いと思われますが、開発コンセプトをジュニアの技量向上に置いたジュニア用のクラブが選べ、やろうと思えば組み直しもできる現在、あえて大人用を選ばなくてもな、と思ってしまう。わたくし父には最適かも、いや35度じゃ、今のマッスルと変わらず飛ばなそう。優しさは全開だと思われますが。
上述のLucas Bro氏がおっしゃっているようなことを、アメリカでジュニア&カレッジゴルファーを見まくってこられた賢人から聞いてきましたので、この動画を見て、やっぱりなと思った次第です。TPIは相当なデータを蓄積しているし、それを分析する人もたくさんいる。プロやそのコーチからもフィードバックを得て、知見にはさらに磨きがかかっている。そして、それらの知見は、日本を含むアメリカ以外でもTitleistのフィッティングのベースになっている。その知見を蓄積してきた本拠地でジュニア&カレッジゴルファー&PGA選手&大人アマチュアを長年、数多く見てきた賢人たちの考えとアドバイス。受け流すことは私には出来ない。
*1 "2025 Titleist T-Series Fitting at TPI! Are They That Good?" YouTube: Worldwide Golf, 2025.7.11. 開始7分30秒あたりから(チャプター7)。濃いフィッティング内容。もちろん、ライ角についても触れておられる。「フィッティングでは、ロフト角、ライ角、長さが大事だ」と。長さが弾道の高さにも影響するという点はジュニアがシャフトを長くしたくなる、あるいは切りたくない背景の一つにあると思われるが、それは「不適切なスイング」を助長する。ちなみに息子は、USKidsのクラブのライ角がビタっと運よくあっていたので(注: 息子が無意識的に合わせてきた感じもするが、それは小さい頃からゴルフを始める利点でもあろう)、3歳の頃から使い続けてきた。大人用のライ角は... 他のジュニアクラブもたくさん試したが、ライ角があっていなかったので即、却下。大人用ブレード等なら曲げられるので検討はしたし、実際に試合でも使ったAP2(注: 曲げることが出来た!、微々たるものですけど)もある。ただ、ストレートネックばかり。父の好みはストレート。現在PGAトッププロの主流はストレート。ただただ、Tiger Woodsプロがジュニア時代、特に後期(中高生)はグースネックアイアン(PING EYE2)を愛用されていた。ボールが捕まりやすい。Greg Rose氏を始めとするTPIの賢人たちがおっしゃる「不適切なスイング」になりづらい。技量向上には最適。キャビティでグース。ということで、現在なかなか、大人用でグースネックで、ロフトが寝ていて、超軽量で、というクラブがないのでジュニア用となる。そんなこと承知で数十年前からジュニア用クラブが作られてきたわけで。アメリカに渡った直後の松山英樹プロが、アメリカでのジュニア用クラブの存在を強調されていたのも頷ける。