2026.5.17
効率を求めすぎたくない
2026.5.17
効率を求めすぎたくない
(バンカーからバンカーへ)
今朝はフジゴルフパークへとクルマを走らせる。まずは受付で、頭上に掲げられた金谷拓実プロのサインをルーティンの如く親子で拝んでから、レンジでサクッと整え、併設のショートコースをぐるぐる回る。
いつ行っても満足度が高いフジゴルフパーク。低年齢ジュニアにとって、アンダーで回るのは本コース(赤 or 白ティ)よりこちらの方がはるかに難しい。グリーンが小さく、ショット力が試される。あっミスった、とグリーンに乗ることはほぼない。200ヤードごえのホールもあれば、150前後のホールもいくつかある。周りは木だらけ。フェアウェイは狭い。フェアウェイの上に枝がちらついているホールもあるし、グリーン周りに崖もある。景色負けしそう。息子にとっては、その距離で小さなグリーンに乗せ切ることは難しい。グリーンはベント。なかなかショートコースでは見かけない環境。
お昼は、はま寿司で息子のバカ喰いを横目で見ながら、父は節約とダイエットを兼ねて豚汁とマグロ3点盛りだけ注文する。そして、今日も会長のところで地味練に徹する。到着後、ピンから30ヤード、40ヤード、50ヤード、60ヤード、70ヤードをそれぞれ数球放ち、そのまま無言でバンカーへ直行。1時間経ってもバンカーから出て来ない。これはマズい。昨日の投稿で紹介した『Golf Flow』。そのなかで、練習を効率化するポイントがいくつ紹介されています。そのまま引用させていただきます(翻訳書, p.300)。
練習ははっきりとした目的を持って行うこと。
練習では、なすべきことに集中し意欲的に取り組むこと。
少なくとも45分ごとに休憩を取り、メリハリを持って練習すること。
適切なリズムやテンポを意識して練習すること。
1はOK。バンカーやベアグラウンドでひたすら片手打ちとハーフショットを重ねる息子には何かしらの意図がある。続いて2もOK。レンジではベタ足で5番アイアンのハーフショット、スリー・クォーターショットに時間を割いていた。帝王の助言をよく覚えている。ヒールアップ王子(注: ここでは右足のこと)から脱却しようとしているのでしょう。意図を持ち、主体性をもってやるべきことに集中している。4もOK。リズムが若干はやいかなと感じるところもあるけれど、バレエで鍛えてきた独特のリズム・テンポは心地よく安定している。
で、飛ばした3。メリハリがない。ド集中して、休憩をとっていない。細かいことを変えながら本人のなかでメリハリをつけているのだろうか。父からするとバンカーで同じことを続けているようにしか見えない。途中、麦茶は飲んでいるけど、父の方に目線を向けず、左手に60度ウェッジ、右手に麦茶を持ち、飲みながら片手打ちしている有様。一流プロの姿を良く覚えております。右手にはハンバーガーでしたけど*1。その熱意ある姿勢にゴルファーとして尊敬の念しかありません。
疲れ果てた父。ジャンボ邸の方向を見て想いを馳せていたところで、ようやく出てきた息子。サングラスをハットの上にかけ、目をギラギラさせて15ヤード付近から数発両手で打って、「熟達志向ゴルファーだわ」と言って練習を終える(注: 昨日の投稿を参照)。まだ時間あるのに… と思っていたら、早く家に帰って野球をやりたいらしい。今頃、新調したボールが届いているはずだ、と。
その名は、WIFFLE BALL。変化球が容易に投げられるボールです。今から70年近く前にアメリカで考案された野球の原型を追求したスポーツで使われるボール。軽くて、投げると空気がボールの中を通過して曲がりまくる。ゴルフ力向上に引きつけて考えると、変な投げ癖がついて良くないと思っていたけれど、考え方によっては、息子の技量で通常ボールを曲げれるわけではないのに曲げようとして、体が開かず肩付近を意識して投げ込むことはほぼ期待できず。ようやく購入に至りました、息子に急かされて。
WIFFLE BALLを投げる息子を観察していたら、予想通り無理をしないで投げ込んでボールが変化していて、肘で投げるような息子の悪い癖が出なくなっている。まあ、通常ボールでストレートを投げさせれば良いのですけど、それじゃつまらない、となるので、WIFFLE BALLは意外と良いかもしれない。Made in USA。
よし、明日からWIFFLE BALLを投げ込んで、平日ラウンドも再開するぞ、と思っていたら、なんと明日から息子は学校のお泊まりイベント。ラウンドどころかゴルフをしない日が続く... 地味練で使う道具とWIFFLE BALLを持たせて、寝る前に取り組ませたら友達にひかれちゃうかな。いや、さすがR君!、となるかな。いや、やめておこう、リスクが高すぎる。
*1 Facebook: PGA of America, 2025.5.15. 左片手打ちの際には、右手に何かを持って取り組むのが良いのかもしれない。体が開かないような。