2025.10.28
"ドライシューティング"
2025.10.28
"ドライシューティング"
(ひたすらグルグル回る)
先週に引き続き平日ルーティンを崩壊させて時間を過ごしています。今日はダイナミックゴルフ千葉。夏休みに何度かラウンドしたショートコース。6番ホールまでナイターがあるので日が暮れても昔の回転寿司屋のようにひたすら回れる。平日ホームコースの東宝調布よりも距離がかなり短いのでバンバン回れる。
レンジに寄らずにスタートホールへと向かう。息子のファースト・ショット。今週のショットにおける親子のテーマは、ストレート・ボール。とにかくプレーンを意識して、イン・ツー・インでボールをまっすぐ打ち出す。右にも左にもよじれないボールを見たい、というのがスライサー(私)とドローヒッター(息子、フッカー?)にとっての課題設定。逆は先週少しやったので、今週は中間に整える?
先生からいただいた別の課題に取り組むのは当然のこととして、とある動画を見返すことになったのが、こんなテーマに取り組んでいる背景にはあります。ジャンボ尾崎プロと横田真一プロの対談。ジャンボ尾崎プロは、"ドライシューティング(素振り)" の仕方が大切だと強調されるなかで、Tiger Woodsプロの言葉に触れられ、自分が打った球を見ること、について話されておられる*1。
「…悪い癖がやりやすいっていうのは本当にこれは最低だ。打った球見りゃわかるよ。昔タイガーウッズがね、凄いいいこと言ったのはね、The ball never lies. ボールは嘘をつかない。打った球で右いった。自分が右いくような打ち方している。ミスするような打ち方している」
息子は本対談を何度も見てきました(注: 私が何度も見せている&私が見ているところを見ている)。最近は特にこの部分をフムフムと頷きながら聞き、地味練の際にブツブツ言葉にして素振りもしている。それに、コースでミスショットが出ると、なんでそうなったのか、かなり意識的になりました。「だったらこうすればフェードになるじゃん」「こうすれば低くてロースピンだ」などと、それが正解かどうかは別にして、言語化し動作に落とし込むというサイクルが高速で回ってきたような気がします。それだけミスが多いとも言えますけど。
これが息子の場合、レンジだとナイスショットを急いで求めてバカバカ打つので、多少は考えてはいるのでしょうけど、その深さがコースでのミスショット後の振り返りとは比べものになりません。これが現場に出てゴルフする我々親子の5番目ぐらいの理由になっているかな。
で、今日のラウンドにおいて息子の球は若干左に曲がる。打ち出しを強制的にまっすぐにして、右に出さないように本人は意識しているので、ドローの感じで通常通り打ってしまうと、まっすぐ出てほんのり左にいく。ジャンボ尾崎プロの言葉に呼応するように、「左にいくような打ち方をしている」と息子。そこから分析が始まる。そして素振りを何度かする。
結果的には左に巻いた谷越えの145ヤードの7番ホール。いつものようにスピーカーから音楽が流れてくる。前回は中島みゆきさんの「糸」。そして今日は… 宇多田ヒカルさんの「First Love」。これなんの曲?、と息子に聞かれて自分の昔話をする。ゴルフ場の渓谷ホールで、なぜ「First Love」なのか。「糸」はなんとか解釈できたけど、これは難しい。
*1 "【超貴重映像最終話】ゴルフネットTVの続きはこちら! ジャンボさんの金言 対談企画最終話," YouTube: 横田真一チャンネル, 2020.2.27. 開始5分50秒あたりから。アメリカに行くことは思ったことはない、日本一しか考えていなかった、とジャンボ尾崎プロ。対談、第2話で、世界に行くようなプロに何が1番必要だと思いますか?、との横田プロの質問に対して、"運動能力" "メジャーリーガー" "体" などの言葉を使われながら答えておられる。それを受けて、最初に体ということですか?、との横田プロの投げかけに対して、「そりゃそうだよ。どんなにしてもそう。1000ccぐらいしかないわけだから、相手は4000,5000ccだから、そりゃどんなにしても敵わない("【超貴重映像】ジャンボさんの強さの秘密とイップスの克服!第2話【ゴルフネットTVコラボ企画!】," YouTube: 横田真一チャンネル, 2020.2.26.」。「基本が何であるかとか、本当の姿がどうであるかとか、ゴルフの場合は言えない。それぞれ。色んな理論があって、色んな、その持っている人たちの基本があるから、こうしなきゃいけないっていうことは絶対ない」。この部分を息子は勘違い解釈している可能性大。なんでもありじゃん、と。