2025.10.19
プレッシャーを感じながらのラウンド
2025.10.19
プレッシャーを感じながらのラウンド
(回を増すごとに高まる緊張感)
最近再びインスタで、"託児付きラウンド" というサービスの広告を良く目にします。親がラウンド中に子供を預かってもらえる。これなら小さい子供がいても週末、一緒にゴルフ場に行ってラウンドを重ねられる。子をクラブハウスに置いて。ほぼ同じ空間において親子で時間を共有している充実感。子が成長すれば親子ラウンドが始まる。
本日息子は、イギリスのジェントルマンに混じってラウンドレッスン。午前中にアプローチ&バンカー&ショット、お昼を挟んでパッティング&ハーフラウンド。時折、先生とパッティング大会。父は午後の部の途中まで見学し、ラウンド中はクルマで待機。コンビニに寄ってクルマのなかでチョコレートを食べながらこの投稿の前半部分を書く。ほぼ同じ場所において親子で時間を共にしているという満足感。
"託児付きラウンド" どころか親はラウンドせずに子供がラウンドしている… ジュニアゴルファーの親なら当たり前の光景ですけど、世間の多くのゴルファーにとって異様な光景なのかもしれない。子供がラウンド中に外で待機する親や身近な人に向けたサービスは聞いたことがない。需要が少ないのか、そもそもそんなサービス、具体的に何があるのよと。考えてみたけれど、思いつきません。
JGA主催の全国大会へと繋がる東京都小学生ゴルフ大会が例年より早い12月に開催される模様。全国大会が前倒しになった関係で小3の冬、年が変わる前に早くもお兄さんたちと競うことになる。しかも息子は早生まれで2月が誕生日。試合当日はまだ8歳。さらに適正?インチのミニドライバーを愛用中なので飛距離でさらに差が出てしまう。予めの負け惜しみじゃないですけど、経験を積むために取り敢えず参加、といっても何を学ぶのか私にはよく分からない。
会場となる赤羽ゴルフ倶楽部で設定予定距離でラウンドしようかなと思いつつ、2学年上のお兄さんと白ティで勝負するとなるとドライバーのシャフトを伸ばしてヘッドを大人用にしロフト立たせて、5番も60度ウェッジもL字も封印して、となりかねない。それに本人が勝とうと無理をして変な動作が入る可能性大。負ければ自信を失う、かも。でも関東大会は慣れに慣れたラウンドレッスンの場で開催予定? ちょっと迷う。
そもそも勝ちにいかない試合に出る意味はどこにあるのか。本番となる来年、再来年の予行練習? お兄さんたちのプレーを見て学ぶ? 普段ラウンドしていないコースでの経験? 足りないものを知ること? もしかしたら運良く勝てるかも?
勝てない試合に出てもノンプレッシャー、緊張感も得られない。負けて当たり前だから。目標スコアを設定し工夫しても、中身はほとんど親子ラウンドと一緒。試合の醍醐味も、試合で得られる1番大事なものも、持ち帰れない。プレッシャーのなかでのショット、パッティング。
それに加えて、道具の選定。今の私にとっては、同学年が集まる試合であれば一切道具選びに迷いません。仮に2学年上のお兄さんとやるとしても勝ちを目指していなければ、それも迷わない。日常の流れで試合を迎える。低年齢ジュニア期におけるクラブに関しては、30年近くジュニアの現場でその後のメジャーチャンピョンやその他多くの一流プロゴルファー、そしてそこを目指していたジュニアなどなど、定点観測、長期継続観察してきた賢人たちの意見に従おうと思ったから。何度も反論を試みてきたけれど全部潰された私。少なくてもあと1年はパター以外、ジュニアクラブのままかな。いやあと2年か、3年か... だから、飛距離という点で上の世代に合わせたヤーテージの試合には出づらいのが正直なところ。逆に、下の世代に合わせたヤーテージで短すぎても競技ゴルファーとしてどうなのかなと。
そんなことを考えていたところ絶妙なタイミングで、国内の試合にも出たいよね、と先生から提案をいただく。12月の東京都小学生ゴルフ大会の話を先生にさせていただいたら、根本的には同じような考えでした。無理してもね… と。
同世代の試合であっても上述した理由とそこまでの違いは見出せず、私的には息子にバンバンと出て欲しくない気持ちがある。
本日のラウンド内容。5400ヤードの赤ティですら今の息子には距離がある。今日は距離云々の前に、パッティングが大荒れのようで、得意な分野での課題も多い。得意だと思っているからこそ無意識で雑になってしまうところがありそう。親子で普段ゴルフをしていると「パッティング上手いなぁ」「バカバカ入るな」と完全に勘違い親子になっている。親子二人だけでこの勘違いに気づくのは難しい。今週はパッティング練習中心かな。自ら率先して取り組むでしょう、私が何も言わなくても。
勝ち目のない試合に出るよりラウンドレッスンの方が遥かに多く得られるもののひとつ。それはプレッシャー、緊張を感じる中でのゴルフ。息子は先生の厳しさに接しながら回っている。息子のラウンド後の様子に触れると、何度ラウンドレッスンを重ねてもそのプレッシャー、緊張感は軽減されていない。
一方、息子の性格上、おそらく試合に出過ぎると慣れがくる。それにまだ生活がかかっていないアマ。試合を厳選してきたのには理由がある。
プレッシャーを感じないプレーをさせるための超多試合への参加。それは、なくはない。繋がりが広がるし。それも試合に出るメリットのひとつ。ただ試合に出まくるのは、まだまだ先の話かな。本人の意志次第だけど。