10月も後半となり、朝晩ひんやりして、やっと秋を感じられるようになりましたね。

過ごしやすい時期ではありますが、夏の疲れが残ったままだったり、日中の寒暖差に体がついていかなかったりと体調管理が難しくもあるこの季節。何となくの不調を引きずったまま年末に・・・なんてことにならないように今のうちにしっかりと自分を労っておきたいものです。

さて、この「労」の文字、送り仮名によって少し意味が変わるのをご存知ですか?


【労る(いたわる)】

弱った人を気遣い、やさしく接する

【労う(ねぎらう)】

苦労した人を慰める、感謝する


どちらも素敵な言葉ですが、自分を”いたわる”ことと、誰かを”ねぎらう”ことは実は地続き。

自分がずっと疲れたままでは、誰かを労う余裕すらなくしてしまいがちです。

疲れているのは、あなたが頑張った証。まずは、頑張った自分を労ってあげましょう。

― 心身一如 

心身一如とは、『精神と身体は一体であって、分けることは出来ず、一つのものの両面であること。』

心と身体は繋がっていて、心の不調が体の症状に影響したり、逆に体の症状が心の不調を招いたりします。

心と身体もバランスが重要です。

まずは、自分の心を労ることを忘れないこと、そして、日々、自分の体の調子を把握しながら、ご自身の感覚に敏感になることが大切です。

頑張った自分を褒める、好きなことを楽しむ、ただ静かに過ごす、瞑想する、運動する、呼吸法、マッサージなど・・・

自分をいたわる方法を見つけましょう。

そして、時には家族や友人に素直に甘えてみてもいいのではないでしょうか?

元気になった後、しっかりお返ししたらいいんです。

自分への優しさが、誰かへの優しさに連鎖する。

今日も一日家事に、子育てに、仕事に・・・頑張った自分にベクトルを向けて、大切にいたわってあげましょう。