あらかじめパッキングされた状態で提供されますので、「カラムを詰める」という作業が必要ありません
したがって、作業者による分離精製の効率や精度の違いが最小限となります
気孔率が高くかつ連続貫通孔を有しているので、試料溶液の流動性が良好です
均質性の高い多孔構造を有しており、分離精製の精度やその再現性が非常に高いです
比表面積が750 m2/gと高いので、試料ロード量を多くすることもできます(例えば10 wt%)
分離効率が高いので、精製に用いる移動相溶媒を6割削減することができます(実績値)
50回程度あるいはそれ以上の繰り返し利用が可能で、固体廃棄物量を9割削減することができます(実績値)
難溶性化合物であってもカラム内での析出が抑えられ、ハロゲンフリー精製ができる場合があります
私たちはこれまでに、この精製カラムの有用性を明らかにするべく、私たち自身の手により評価を行ってきました。しかしながら、それだけでは多様な精製プロセスにおいて本当に有用性が高いのか、よくわかりません。もしかすると特定の用途においてはデメリットが大きいこともあり得ると考えています。この研究の目的は、科学的な方法により多様な精製プロセスにおける精製データの収集を行い、それを分析することによってカラムのメリット/デメリットを評価し、カラムのブラッシュアップ・多品種化を経て、最終的には社会に役立つツールとして供出することにあります。このためには、より多くの研究者・技術者の方による客観的な評価が必要であると考えています。
カラムはもちろん無償でご提供し、精製評価結果をフィードバックいただきます。ご協力いただける場合は、こちらのフォームからご連絡ください。お問い合わせのみのご連絡も歓迎します。
現在は日本国内の大学・研究機関にご所属の方に評価をお願いしております。