YUUKI KISHI / 岸 勇輝

客観視

[ Ring stand ]Japanese big-leaf magnolia, Steel, Silver
卒業制作とは、学んだ事の集大成。この学校で気づくことの出来た好きなものや面白いこと。それを表現しようと思い、自分の好きな蛸に自分が学んだ彫金をさせました。彫刻で表現したのは、木と彫刻が面白いことに気づいたからです。この蛸は僕であり、この作品の全てがヒコ・みづのジュエリーカレッジでの思い出です。
全体のバランスを確認するために油粘土でモデリングを作りました。
最初に木の塊に頭を下描きし頭を削りだしていきます。入学して初めて使い、彫金に欠かせない工具である“すり板”は朴の木で出来ています。そこから朴の木を素材として選びました。
頭が大まかに削り出せたら脚になる木材を頭の部分と接着します。
接着後、安定したら下描きし脚の部分を大まかに削りだします。
ヤスリは洋彫りタガネの持ち手を加工しヤスリの持ち手を作り、ヤスリ部分は長さや幅を削りミニチュアサイズになるよう調整して作りました。