MIRU2026 若手プログラム
「分かりやすい、読みやすい」を深掘る
MIRU2026 若手プログラム
「分かりやすい、読みやすい」を深掘る
どれほど優れた研究成果であっても、それが読者に的確に伝わらなければ、その価値は十分に発揮されません。今年の若手プログラムでは、「論文やプレゼンテーションの分かりやすさ」に焦点を当てます。
研究の高度化・大規模化が進む現在、研究内容そのものに加え、それを分かりやすく構成して提示する能力がますます重要になっています。意義ある研究であっても、構成や表現が整理されていなければ、読者に正しく理解されず、十分なインパクトを与えられない可能性があります。
インパクトのある論文や明快なプレゼンテーションは、なぜ分かりやすいのでしょうか。その背景には、問題設定の示し方、論理展開、図やグラフの作り方、実験結果の示し方など、具体的な工夫があります。
本企画では、参加者がトピックごとに少人数のグループを組み、実行委員のサポートのもとで分析・議論を行い、その成果をMIRU期間中の発表会で共有します。
「分かりやすさの秘訣」を深堀りすることで、参加者の皆様がより質の高い論文・発表を生み出すための下地を作るとともに、参加者同士の新たなネットワーク形成につながることを期待しています。
新タスク提案系研究:既存の枠組みにない新しい問題設定や評価軸を提案する研究を分析する。タスク定義の明確さ、社会的・学術的意義、妥当な評価設計が重要となる。
データセット構築系研究:新規データセットの設計・収集・アノテーション・公開を扱う研究を分析する。データ品質、ラベル設計、バイアス分析、再現性確保が主要論点。
ベンチマーク設計系研究:複数手法を公平に比較可能な評価基盤を構築する研究を分析する。評価指標設計、難易度設定、再現性、リーダーボード設計などを調査。
手法・フレームワーク提案系研究:新しいアルゴリズムやアーキテクチャ、統合的枠組みを提案する研究を分析する。理論的妥当性、実験的検証、汎用性が評価軸となる。
理論研究:数理的解析や理論保証を与える研究を分析する。定理・証明、収束性、一般化性能解析などを通じて基礎理解を深める。
クリエイティブ研究:視覚的コンテンツ、表現、インタラクション、アート的応用など創造性を重視する研究。新規性、体験価値、コンセプト設計が中心となる。
基盤モデル・OSS系研究:大規模基盤モデルやオープンソース実装の設計・公開・運用に焦点を当てる研究。再利用性、拡張性、実装の分かりやすさ、ドキュメント設計なども含む。
サーベイ研究:特定分野の既存研究を体系化・整理する研究を分析する。分類軸の明確さ、網羅性、今後の展望提示が重要。
発表資料・プロジェクトページ:論文以外の伝達媒体(プレゼン資料、発表動画、プロジェクトページ等)の設計を対象とする。視覚構成、ストーリーテリング、情報設計を分析する。
補足資料:Supplementary、Appendix、実装詳細、追加実験の設計に焦点を当てる。透明性、再現性、情報整理の明瞭さなど。
3月23日(月)より、本Webサイトの応募フォームにて参加受付を開始します。
応募の際、参加希望者には、あらかじめ設定された論文トピックの中から関心のあるテーマを選択していただきます。希望内容をもとに、若手プログラム委員が全体のバランスを考慮しながらグループ編成を行います。
※ 学生の方は、応募にあたり必ず指導教員の先生の許可を得ていただくようお願いいたします。
5月中旬ごろまでに、グループ編成を行います。その後、MIRU本会議までの期間(5月〜7月)において、チームごとにオンラインでの活動を実施します。実行委員のサポートのもと、対象となる論文や資料の「どこが分かりやすいのか」「なぜ読みやすいのか」を議論・分析し、まとめていただきます。
MIRU本会議期間中(8/3〜8/6)に、ポスター形式での成果発表会を実施します。チームでまとめた知見を、他の若手プログラム参加者と共有・議論します。